2017年12月25日

『無事』の書に想う‼

十二月の御部屋のしつらえです。



『無事』という書
大徳寺な住職の方の書です。

香枦は、『備前萩彫り紋茶香枦』

十二月は、師走と言い、いよいよ年の瀬ですね。

1年間、お客様が無事であってよかったなぁという想いで、短冊を掛けさせてもらいました。


1年間、長くもあり、時として短くも感じるものです。
一生懸命生きていれば、悩みも不安もあるのが必然的なことのような気がします。
壁が高いほど、悩みが深いほど、人は辛く心が
重く感じて苦しいのですが……
実は、そんなときほど自分自身を深く見つめ直して己の心を成長させるチャンスなのではないかと、苦し紛れに考えております。

『無事』に1年を送ることが何よりです。

いろいろあっても、無事でさえあれば、また来年頑張れる!
今年、願いが叶わなくても、無事でさえあれば、来年頑張って、思いや願いが叶うかもしれない!

『思いは叶う!夢は叶う!』



1年間を締めくくる十二月に無事であることが
どんなにも幸せなことかと……

温かく育ててくれるお客様、家族、恩師の先生方、友人、知人、大切な人が無事に元気でいてくれるだけで、どんなにも安心出来る事、どんなに力がわき出ることか!とても幸せなことだと沁々感じる年の瀬です。

そんな思いで『無事』の書のしつらえでございます。



九代目主人  


Posted by 九代目 at 21:48Comments(0)しつらえ

2017年12月25日

ネパールからの願い‼



12月の半ばに、ネパールからのお客様が御来館いただきました。

その方は日本の医学部で勉強なされて歯医者の資格を取り、ふるさとネパールで歯医者さんをされている女医の先生でした。

一緒に来館なされた方は、知人の方でその方を伝にいらしてくださいました。

来館の目的は、日本料理と温泉を楽しむことの他に、うちの末っ子息子のケンケンに会いに来たとのことでした!びっくりしました…

ネパール大地震で被災されていて、家が全壊して傷心されているということを伺いました。

その中で、東日本大震災の夜明け方に生まれ、肢体不自由障がいを抱えていても、障害を悲観することなく元気で笑顔で強く生きているケンケンの姿を、新聞記事で知り、励みに思ってくれていたそうです。


夕食会も終わり、いよいよケンケンとの対面に
なりました。
先生は、ケンケンを強く抱きしめてくれていました!
彼は、何がなんだか分からないようで……
綺麗な女性に突然バグされて嬉しそうな恥ずかしそうな表情でした…(笑)



先生の思い願いを彼に伝えると彼は、『うん、うん!』と大きくうなづき嬉しそうでした!

それを見ていた周りのみんなも心が温かくなりました。

いつもは、お客様の旅のお手伝いをして、心が温くなって貰いたいと願っているのですが、逆に元気と力をもらうことが出来ました。こちらが心を温めてもらえました。

不思議とお客様のことを純心無垢に想うと……
その想いが伝わったときにはこちらの方が幸せな気持ちにさせてくれます。

帰り際、先生がケンケンにネパールの生地製の茶巾袋を『お守り』にと渡してくれました!

それは、自分のお母さんが娘の為にと想いを込めて作ってくれた袋だそうです。ネパールのコインが1枚入ってありました!その優しさに涙がこぼれました。

息子が、いつも元気で笑顔が絶えないのはどうしてなのだろうか?いつも不思議に思っています……
また、今回ネパールの先生に大切なことに気づかされました。

人の愛情や思いやりがどんにも人に強く生きる力を与えてくれているのかと!
人の思いや願い!見えないものこそが、きっと果てしないパワーを人に与えてくれるような気がしました。

遠く離れたネパールから、息子の幸せを願ってくれる人がいる。素晴らしい人との関わりです!

また、親子で強く生きる力を、いただきました。
心から感謝致します。

ケンケンと一緒にネパールに向けて先生の幸せを
お空にお願いします!


九代目主人




  


Posted by 九代目 at 09:45Comments(0)