2020年08月14日

体感型おもてなし!

最近、常連のお客様から新しい試みに挑戦しております。

お泊まりになられたお客様と一緒に宿周辺の神社巡りをして・私が故郷ガイドでコミュニケーションを取っております。







故郷の歴史背景にロマンを馳せながら、故郷の立地条件の良さ、青麻沢・女ヶ沢・明神沢に囲まれた清らかな里山、町の恵みをお伝えすることによって、旅で訪れた町を実態験しながら思い出を作ってもらっています。

案内スポットは、宿周辺の大和・陸奥の国の歴史上関連が深い利府の菅谷不動尊・伊豆ひさめ神社(久門長者屋敷跡)・「青麻神社」などです。

手始めに、宿周辺の氏神様である「青麻神社」を案内して、神社脇に山道の奥にある「三光の滝」・「海尊墓」を案内して、青麻の手汲み湧水で喉を潤し、水の豊かさを体感してもらって神社を参拝しています。










都会の子供さんや奥様方も山奥の景色の良さ、山合の遊歩道、丸太橋、手汲み上げ井戸など田舎でしか体験出来ないことがとても楽しいようです。また、都会にお住まいの方にとっても幼少期を想い出し郷愁に浸れるようです。とても喜んで頂いております。




これからの宿のあり方を実態験の中から新発見しています。コロナ禍も「心の置き方」次第で意外と悪くないです。

温泉旅館の施設内の充実化だけでなく、旅先での町の歴史や産業体験・旅先での人との出逢い・コミュニケーションが最高の思い出になるはず!

「体験型おもてなし」「体感型おもてなし」が、今後の旅館には必要にとなると想っています。それを探求して、お客様にご提案してゆきたいと思っています。

コロナ禍を期に全てをリセットして、うちみ旅館の新しい世界を目指しています。SNSで発信することで自分の心を内観出来て、自らの信念・宿のコンセプトを再構築をしているのかもしれません!

お客様・友人・知人には温かく見守って頂ければ幸いです。

応援が何よりの力になります。

いつもありがとうございます!

九代目

  


2020年08月14日

日本料理の醍醐味!

【炊き合わせ】




うちみ旅館では、三陸の魚介類や里山の旬野菜の相性を吟味して季節ごとに炊き合わせにします。




それぞれの持ち味が生きるように7~9個の鍋を別々にガス代に並べて一気に炊き上げます。たっぷりの一番出汁でコトコト炊いて二度三度と鍋を休ませながら素材の芯まで味が含むように丁寧に炊き上げます。




懐石弁当を始め全ての献立に登場します。

一気に何種類もの味をつける時は、五感を使い全神経を研ぎ澄まし素材の声を聞きながら味付けします。

素材の声=素材から染み出る甘味

職人の世界では、「煮炊き10年」「一生涯精進」

日本料理の醍醐味でも「煮炊き」「含め煮」「炊き合わせ」は、とても難しく奥が深い。

煮炊きという素晴らしい日本料理の世界をしっかり継承して後世に遺してゆきたいです。

九代目

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Posted by 九代目 at 01:30Comments(0)当主心得