2024年01月09日

命を燃やす

【命を燃やす】



息子のけんじょうの言葉です。

パパ「けんちゃん目標は?」

ケンケン「命を燃やす!今のままではダメだよ…愛なんだから!」

彼は、力強く自分言葉で言い放ちました。

きっと、大震災の出産で己の身体が不自由になっても、地域の人たち、お友達、先生方、家族、それぞれに愛されて育った実感が、彼の中で愛が溢れ出る言葉なのではと察します。

『愛されて育った子供は、愛することができる』

パパ「けんけんの頑張りは、いつも笑顔で格好いいし、いつも回りの人に優しく出来て格好いいと思ってますよ!」

『愛なんだから!』きっと、愛があれば、頑張れるということを教えてくれているような気がします。

『命を燃やす』素敵な言葉だなと感心した年始めの今日この頃でした。けんけんの精神は、内面的な魅力に溢れているものだと改めて學ばせてもらいました。

将来、内海堅靖「詩集」を作ってもらいたいなあと沁々感じています。

けんけん「おやじーうぜぇ~!」

でも君の熱さは、もうすでに父ちゃん似だぞ(笑)

長い冬休みを実家で過ごし今日からまた船岡支援学校中等部寄宿舎に帰ってゆきました。

年末年始、お仕事であまり遊べなかったけど、毎日ギューと抱き締めて「けんけん、生まれてきてくれてありがとうね!」と13年間、息子に言い伝え続けています。

『愛されて育った子供は愛することができる』

それが子育ての原点。私は、まだまだ未熟な親です。

#内海堅靖

  


2024年01月06日

東北一位

【東北総合第一位】
弊社が、じゃらんネット泊まって良かった(総合)宿ランキングで2023年東北総合で第一位になりました。お部屋部門でも東北一位をいたたきました。

https://www.jalan.net/jalan/doc/ranking/total/02_index.html

https://www.jalan.net/jalan/doc/ranking/heya/02_index.html

宮城の自然風土の凄み、和食文化の奥深さ、そして郷土利府のホスピタリティーの温かさを料理宿で証すことが出来たような気がします。

いつも応援してくれるファンの皆さま、当主の拘りに寄り添ってくれる関連業者の皆さま、そしてがんばり屋のスタッフたち、壁にぶつかり精神が凹む度に心から励ましてくれる優しい友人たち。

「本当に有り難うございます!」

愛される宿になって郷土宮城の魅力をどんどん伝えたい。そして、日本の文化を遺したい。


13年前、東日本大震災の未曾有の事態に息子が
障害を抱えた時、コロナで宿が潰れそうになった時、世間は、私達が抱く名旅館の夢は、遠のいたと想った方がいたと想います。

私達の心を支えた核心は、宮城利府で温かいおもてなしを長期的に行うことで、東北・宮城の魅力を醸成して復興に間接的に関わってゆきたいと願いました。

息子けんじょうの精神「人と比べず笑顔で頑張ることが格好いい」「人に優しくすることが格好いい」が今では、宿の精神・哲学となりました。

『今にみてろよ!』の不屈の精神で邁進してゆきます。いつも応援いただき有り難うございます。

まだまだ、私の夢と志は、果しなく続きます。




うちみ旅館では、お客様のハレの日に輪島塗蒔絵を用います。輪島塗蒔絵椀を日本工芸の最高峰として誇りと愛着を抱きながら旅人に紡いでいます。




この度、能登半島地震で被災された方に心より御見舞い申し上げます。救援物資がしっかりと届くことを願います。将来も輪島塗蒔絵椀を大切に敬ってゆきたいです。輪島塗が、国の支援を受けて世界に誇る日本工芸の最高峰として後生に遺ることを心から祈願しております。


この度、能登半島地震で被災地に沢乙の龍神水を
送ることができたら、さぞかし喜んでもらえたろうなと毎日考えています。
東日本大震災の折も、沢乙の龍神様の水を無料で提供して利府町初め近隣住民に大変に喜んでもらえた記憶が蘇りました。

皆さまのおかげで二十歳に「東北を代表する料理宿になるという夢」に少しだけ近づいております。

私の今後の人生は、日本料理や神仏習合の日本伝統文化を重んじてゆきたい。沢乙の霊泉に太陽光熱変換システムを導入して地球に優しい自然エネルギーの有効活用化を社会に背中を魅せてゆきたいです。

宮城利府でどのように地域共生ができるか?

還暦までの10年間で一つづつ熟して志を懐いてゆきたいです。引き続き、皆さまのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

#輪島塗

沢乙温泉うちみ旅館
当主 内海貴史


楽天トラベル口コミ
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/149102/review.html

じゃらんネット口コミ
https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/  


Posted by 九代目 at 09:27Comments(0)お知らせ-企画

2024年01月05日

謹賀新年

【謹賀新年】
旧年中は、大変お世話になりました。
今後も皆様のご期待にそえるように誠心誠意、努力してまいります。何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。





沢乙温泉うちみ旅館は、歴史と伝統を守り、清らかな水が涌き出る水神『龍神』の御加護を賜る場所です。龍年に龍の如く一歩一歩邁進して人に憘んでもらえるように真摯に精進してまいります。2024年~2025年で当主が描く改装プランも人生かけて進めてゆきます。お楽しみに!

本年が皆様にとって幸多き年となりますようにお祈り申し上げます。

沢乙温泉うちみ旅館
当主 内海貴史  


Posted by 九代目 at 22:54Comments(0)当主心得

2023年12月09日

笑顔

【書】細字



読み下し
じじとばば お茶を飲みつつ わらってる

親父が元気な頃に、当たり前だった光景を
想い出します。意見が合わなくて喧嘩も
したけど、家族みんなで笑っている時が
一番の幸せかもな…

寝たきりの親父を目の前に沁々と想う

人生に夢と志は大切けれど

家族や仲間の笑顔があってこそ

沢乙温泉 九代目




追伸
余談ですが、先日に泊まって頂いたお客様が
農家11代の方でした。その方が「内海さんの場合、八代が健在ですので、貴方は未だに九代目なのです。御父さん亡くなった時に始めて『九代』となるわけですよ」先人・先代を敬う心得を教えていただいような気がします。  


Posted by 九代目 at 18:12Comments(0)九代目「書」

2023年11月23日

漢詩寄贈

【漢詩寄贈】
先日、御宿泊されました東京都漢詩連盟副会長・山田渓琵様より『澤乙宿』という漢詩を揮毫(きごう)していただきました。

#書道
#書
#漢詩
#ふるさと

書道清真会である師匠の小室成章先生の御縁で宿のもてなしに精を尽くした時に山田先生が想いを書に写してくださいました。もてなしで日本の唱歌ふるさとを唄った時であります。





読み下し

『沢乙の宿』
春夏秋冬 お客を迎える宿は栄え
菜や魚の温かいもの季節に応じて提供する
二つの井は千年枯れることなく
水神のゆたかさを崇拝して益々懸命に努力する




先人から受け継いだ伝統を私達なりに現代に革新させるために長年培った宿の精神が漢詩に反映されていて感無量でございます。

山田先生の思いやりに敬意を表し宮城の名工である表具師・坂井氏にお軸に表装して桐箱を設いしてもらい、沢乙温泉の家宝にさせていただきたいと思います。

沢乙温泉 九代目湯守 
内海貴史 感謝  


Posted by 九代目 at 16:02Comments(0)お知らせ-企画

2023年11月17日

古都宮城に想いを馳せて

【志の連鎖】



奈良平安において国府多賀城が実在し、それが陸奥の都・東北の都だと云うこと。及び現代の近隣市町が国府(東北の都)を支えた府中文化圏だと認識できるれば、住民に『古都宮城』への誇りと愛着が生まれる。歴史を紐解けば、現在の多賀城、塩釜、松島、七ヶ浜、利府、岩切が国府多賀城の府中と云われ、歴史文化が栄えた宮城郡です。元々、太白区、泉区も、宮城郡という歴史背景。

私達の利府町においても、国府多賀城・東北の都の文化を支えた古代から脈々と続く名称を誇る伝統の町『宮城郡』であります。故に個人的に『宮城郡利府』に内面的な価値があります。宮城郡という名称は、多賀城に並び、1300年以上に渡り使われている誇るべき地域名称なのです。

きっと歴史文化背景を官民一体で紐解いてゆけば、宮城の未来に『観光の都』『食の都』『文化の都』として魅力が醸成されてゆくことでしょう。古都に想いを馳せて、芸術美術、音楽、アクティビティなどの魅力も含まれる。

多賀城市を中心に、国、宮城県、及び近隣市町のバックアップ、及び住民の『志の連鎖』により、未来多賀城、未来宮城に全国区、世界視野で光明が照らしてくれることでしょう。

大和国家プロジェクトで、何故に多賀城を国府に構築しようとしたのか?

それは、きっと森と海が共存共栄していた自然豊かな環境が人の営み、風土を作り上げてゆくのに適していた地域だったのではないでしょうか。森があって清らかな水源が海に流れてこそ、先人たちが風土を繋いで里山文化や里浦文化が近代まで千年以上かけて発展繁栄したことでしょう。


私が継承している沢乙温泉うちみ旅館も、宮城の象徴である森と海が共存共栄している自然風土を現代の生業に革新しています。だかこそ、『沢乙温泉 宮城利府 うちみ』に改名したい位に宮城郡利府町に誇りと愛着、そして自信を抱いております。

「歴史を貴い!歴史を貴う!」

沢乙温泉 九代目湯守 内海貴史

#多賀城
#国府多賀城
#古都宮城
#古代東北の都
#古都宮城観光圏
#古都宮城文化圏
#みちのく広域観光圏
#広域観光圏
#広域文化圏

以下は多賀城の有志者の投稿をコピーして張り付けさせてもらいます。


多賀城は2024(令和6)年に創建1300年を迎えます。この記念すべき年を迎えることを証明する唯一の歴史資料が、国の重要文化財に指定されている「多賀城碑」です。多賀城碑の碑文には、「神亀元年(724年)に多賀城が創建された」ことが明記されており、このことは発掘調査によっても証明されています。
2024年に、記念すべき創建1300年という節目の年を迎えるにあたって、多賀城碑の歴史的意義と価値について学び、多くの市民皆さんとともに祝福の機運を高め、多賀城碑の重要性、多賀城の歴史を未来に伝えたいとの思いで企画しました。
第2回のシンポジウムへの多くの方のご参加をお待ちしております。

【第3回】
テーマ:多賀城碑を未来に活かす
日時:2023年11月18日(土)13:30~15:30
会場:多賀城市市民活動サポートセンター 3階大会議室
主催:多賀城碑の歴史的価値を考える歴史シンポジウム実行委員会(T・Sまちづくり協議会・多賀城市町内会有志の会)

申込方法:参加者氏名、電話番号、参加を希望する回(第3回)を記入の上、「歴史シンポジウム事務局あて」と明記し、FAXで申し込み、または以下URLから必要事項を入力。

申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf9FpQ0Jy7SdQrogUpSFothR4O57kcMOPig-lHTOL_LaiGcLA/viewform

申込期限:11月16日(木)まで

参加費:無料

問合せ:歴史シンポジウム実行委員会 星 090-3758-5452
多賀城碑 #つぼのいしぶみ #壺碑  


Posted by 九代目 at 10:31Comments(0)当主心得

2023年11月16日

Japanbrand 宮城に選出!



『JapanBrand collection2024宮城山形』に弊社が名旅館部門に選出され宮城の一流店として掲載されました。JapanBrandは、大学教授など各分野の専門家で評議されると聴いています。12月からはWebでも世界の人が観れるらしいです。



宿の歴史文化の象徴である明神乃井に湧き出る清らかな霊泉・名水を料理宿の核とし、宮城利府の歴史文化、自然風土を和食文化に反映させた宮城ガストロミーとして評価されたようです。

一日限定三組で、個室お座敷にて全国からの旅人に宮城利府の魅力を一組づつ真摯に紡いできて本当に善かったです。








いつも励まし支えてくださった関連業者さん、生産者さん、地域の方々、行政職員さん、旅館スタッフ、家族、友人、そして宿のファンの皆様のおかげです。有り難うございます。





沢乙温泉うちみ旅館は、まだまだ進化の途中…
伝統を守りつつ、人や社会に喜ばれる存在になれるように、利府の歴史文化的な場所を現代に革新してゆきたい。ローカルでも地域の特性を各分野に生かして高次元に磨き上げてゆけば、全国でも勝負できることを示せたような気がします。

郷土宮城で若き日に抱いた夢と志が、大成できるように日々精進してゆきたい\(^-^)/

料理人 九代目湯守 

#宮城県
#利府町
#沢乙温泉
#うちみ旅館
#大人の旅
#高級旅館
#japanbrand
#ジャパンブランド
#ジャパンブランドコレクション



息子のけんけんもとっても憘んでくれていました

  


Posted by 九代目 at 14:57Comments(0)お知らせ-企画

2023年11月13日

結婚記念日24周年

【結婚24周年】
私事で、すみません!
令和5年11月11日で結婚24年になりました。



24年間、修行時代、大震災、コロナ、子育て、嬉しい時も、そして苦境・困難な時も、夫婦二人で諦めないで力を合わせて邁進してきました。宿の和食文化、もてなしのホスピィタリーも日々、二人で探求して精進しております。

僕が情熱を抱き邁進できるのも、いつも慈愛の心で支えてくれる妻であり女将である理英子の存在のおかげだと想っています。



「僕の胸に情熱の薔薇を咲かせてくれた」

心から感謝しています。

料理人 九代目湯守






追伸
『バラが咲いた』は、僕の素直な気持ちです(笑)
けんけんも喜んでくれて嬉しかった\(^-^)/  


Posted by 九代目 at 17:18Comments(0)当主心得

2023年11月13日

全国名水を志に

【明神沢の名水】



去年度から、宮城県の環境、建築、土木の有識者が集まる団体『JASFA』と宿敷地に湧き出づる明神沢に位置する沢乙温泉の名水を利府の名水としてペットボトルなどにしてブランディングしてゆくプロジェクトを遂行していました。

その意図は、宮城利府の清らかな水の象徴とした特産品に夢と志を抱いていました。但し、ペットボトルだけで原価70~80円、デザインやブランディング料金など含めたら赤字…利府が清らかな水の町であるこたとを知ってもらいたい志が本心です。

沢乙の名水である大きな由縁の一つは、利府町の森林の自然環境、土中環境 にあります。
利府の多くの森林地下は、宮城県でも有数な砂岩層だからです。要するに自然の恩恵『自然濾過装置』です。宮城利府の砂は、最高級だと土木関係者でも有名なお話です。その良質な砂岩層で天水が永年に渡り自然濾過されて地下の伏流層に行き渡り、利府の土壌や表松島の海底に涌き出ます。

利府の森林は、山々が低いのですが、森林が奥深く広大なのが特徴。故に町の水質が、森林の落ち葉や土中の砂岩層のミネラル分を沢山含んで水源に涌き出るから良質土壌だということになります。それらが #利府テロワール の由縁でもあります。古から利府の水やお米、果実が美味しい由縁の一つでもあると想われます。




写真で添付した検査表に示した大腸菌が不検出である奇跡の名水が沢乙の井から涌き出る源泉・天然水であります。利府が清らかな水に恵まれた象徴だと捉えています。

利府町の歴史文化的な場所に生まれ育ち、地域に根差した人間として、私が利府の次世代・後生の発展繁栄を願っています。

#利府の逸品
#土中環境
#利府町
#沢乙温泉
#うちみ旅館

沢乙温泉 九代目湯守
内海貴史  


2023年11月13日

じゃらん関東東北・夕食100点の宿掲載

【雑誌掲載】
じゃらんネットでクチコミ90点以上の泊まって良かった宿「関東・東北盤」という雑誌に弊社が掲載していただきました。「夕食100点 感動!料理がおいしい宿」の特集です。




これも一重に関連業者さん、支えてくれるスタッフさん、何よりも、泊まっていただいてくれるファンのお客様が、うちみ旅館を応援したいという思いやりのおかげです。

「有り難うございます!」

表紙に使われたクチコミは、弊社に対してのご感想です…




『ここまで心に残った宿は、初めてといってもいい』

高評価の要因は、宿のスタッフが、宮城利府の風土の素晴らしさを深く理解して料理宿で忠実に具現化している証だと捉えています。

『風土』とは、この土地に根差した文化と人間の精神です。

これからも、決して奢らず、宮城利府の素晴らしさを『高次元』に磨き上げて次世代に継承してゆきたいです。

沢乙温泉うちみ旅館
九代目湯守 内海貴史 感謝  


Posted by 九代目 at 16:59Comments(0)当主心得