迎春

九代目

2025年01月05日 05:36

【迎春】
新春のお慶びを申し上げます。



『黒豆』



真っ『黒』に日焼けするぐらいに元気で健やかに『豆』に働けますように…


この願いを込める習わしが、日本料理らしい『料理は想いやり』の真髄です。




黒豆は、朝晩二時間つづ五日間、沢乙の龍神水で茹で柔らかく戻し、壊れているものを全て手で選別してから、柔らかく戻した黒豆が、固くならないように砂糖を二日間で八回に分けて蜜煮にします。


本年も伝統的な日本料理の基礎・基本、伝統技と心意気を大切にして宮城利府の風土の素晴らしさを体感してもらいます。そして、懐石料理の核心である相手におもいやりを籠める心を磨き精進してゆきたいと思います。



料理は、主人と若女将の二人の料理人が、お座敷で自らもてなしをいたします。書も主人自らの書で設えます。

料理宿 沢乙うちみ の理念
『料理は 想いやり』

本年も皆さまのご愛顧、ご鞭撻のほどを宜しくお願いいたします。

沢乙 うちみ
当主 内海貴史

関連記事