利府路地野菜!

九代目

2020年07月09日 12:23

利府の路地野菜を紹介します!




写真は利府野菜直売「ふれあい館」です。
ほとんどの野菜が利府在住の生産者のものです。

ほとんどの方がハウスではなく路地栽培で旬の甘味ある野菜を作っております。







野菜は、ハウスで科学肥料を使い生産性を求めれば立派になりますが、野菜が持っている本来の滋味深い甘味ではなくなる…

懐石料理の核は、旬の素材の持ち味をとことん生かす…素材そのものに旬の甘味がなければ料理の技術は役に立ちません。

うちみ旅館では、極力、地元で取れた季節の路地栽培のものを懐石料理に用います。






夏なら太陽の光に照された力強い野菜。

冬ならば朝の霜の掛かった寒風にさらされた野菜です。野菜自体が凍結しないように土から沢山の養分を吸って生き延びようとするから甘味が強くなる。

ふるさと利府は、清らかな山の沢水が砂押川から田畑に流れミネラルたっぷりの土壌を作る。だから素晴らしいお米、野菜、梨など農作物が美味しいのです。

地元の美味しいお米・野菜を地元の天然水で炊くから美味しいのです。

料理人の見識から「利府産ひとめぼれ」・「利府産路地野菜」も京野菜、江戸野菜に負けない位の味わいです。品質管理・ブランド化して後世の財産になる可能性があります。

歴史を振り返ってみれば一目瞭然です!

大和の時代に「陸奥の都 国府多賀城」の食を支えていたのは、利府にある豪農「久門長者屋敷」です。

そこで私達の故郷のご先祖がお米・野菜を作り、政庁を支え、官僚を久門長者屋敷に招き、故郷の味わいで接待していたのですから!

私達住民が故郷の魅力をもっと理解して手を繋いでゆければいいなと心から願います。

これからも利府のお水、お米、野菜などの素晴らしさを探求してゆき、宿に来てくれたお客様に微力ながら故郷の素晴らしさを楽しんで頂けるよう精進していきます。

九代目

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