見上げこけしに想う❗

九代目

2018年01月13日 10:34



客室のしつらえの『見上げこけし』です。
伝統工芸鳴子こけしです。

作者 柿澤真理子(鳴子柿澤こけし店)



どんなときでも、上を向いて歩こう
という気持ちが、込められた『みあげこけし』です。


宿に泊まるお客様というのは、お元気な方もいれば、いろいろな悩みや辛い経験をされている方
など、いろいろな境遇の方が、いらしゃいます。

大切な人を亡くされた方や、
大好き仕事をなくされた方など!
いろいろな境遇の方が、宿を
訪れます。

だからこそ、お客様に少しでも心を開いてもらえるように…
お客さんの心を少しでも温められることが
出来るように、日々、一生懸命に努力して
技術的にも精神的にも精進しなくては、
ならないと思います。

『日々精進!』

私自身も、心が折れそうな時には、
『見上げこけし』を見て勇気を
もらおうかなぁ~と…

それにしても、見上げこけしに込められた熱い思い!
作者の想い入れが素晴らしいと感銘を致します。

伝統的な手仕事の中に、芽生える感性、アイデア!
それは、きっと『人間味』のような気がします。

工芸品、美術、料理、きっと何事も、人の心を揺さぶることが出来るのは、『熱い思い』を持ち続け、『人間味』『人間力』『人間性』の向上が、最も大切のような気がします。

技術は、きっと後から付いてくる!!


心から信じたい!

               九代目主人









関連記事