『無事』の書に想う‼

九代目

2017年12月25日 21:48

十二月の御部屋のしつらえです。



『無事』という書
大徳寺な住職の方の書です。

香枦は、『備前萩彫り紋茶香枦』

十二月は、師走と言い、いよいよ年の瀬ですね。

1年間、お客様が無事であってよかったなぁという想いで、短冊を掛けさせてもらいました。


1年間、長くもあり、時として短くも感じるものです。
一生懸命生きていれば、悩みも不安もあるのが必然的なことのような気がします。
壁が高いほど、悩みが深いほど、人は辛く心が
重く感じて苦しいのですが……
実は、そんなときほど自分自身を深く見つめ直して己の心を成長させるチャンスなのではないかと、苦し紛れに考えております。

『無事』に1年を送ることが何よりです。

いろいろあっても、無事でさえあれば、また来年頑張れる!
今年、願いが叶わなくても、無事でさえあれば、来年頑張って、思いや願いが叶うかもしれない!

『思いは叶う!夢は叶う!』



1年間を締めくくる十二月に無事であることが
どんなにも幸せなことかと……

温かく育ててくれるお客様、家族、恩師の先生方、友人、知人、大切な人が無事に元気でいてくれるだけで、どんなにも安心出来る事、どんなに力がわき出ることか!とても幸せなことだと沁々感じる年の瀬です。

そんな思いで『無事』の書のしつらえでございます。



九代目主人

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