2021年10月30日

野花「黄金菊」

【野花に感じる】



「泡黄金菊」(あわこがねきく)
花入れ 陶作 鈴木俊明
表具柿渋和紙 坂井表具店

里山の泡黄金は花と茎葉から高貴な香りが漂い日本のアロマ。日本古来主で素朴さと香りが心を癒してくれます。



花言葉が「押し合わないで寄り添う」

黄金菊が私の性格を諭してくれているようです…

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 16:19Comments(0)宿の花

2021年10月29日

宮城のナチュラルワイン

【宮城ナチュラルワイン】



宮城で自然ワインを生産しているワイナリーアルフィオーレを夫婦で訪問しました。当主の目黒さんから自然ワインの見識をご教示頂きました。

#自然ワイン
#ナチュラルワイン
#生きたワイン
#アルフィオーレ
#沢乙温泉うちみ旅館



アルフィオーレさんの亜硝酸(防腐剤)を使わない自然酵母がしっかりと生きたワインに私達夫婦も感動・感銘いたしました。
目黒さん「素材に人の手や愛情をかけてブドウ自身の酵母の力を信じ発酵させる」「酵母が瓶内でも生きているから品質が保たれる」大変に勉強になりました。

天然素材の奥ゆかしいナチュラルスイートを重じる伝統日本料理と響き合うワインにやっと出逢えた感じです。

確かに日本の里山食文化にも生きた木樽味噌、生きた糠漬け、生きた天然木の子亀壺仕込み。天然素材の酵母の力を信じることは日本のトラディショナルな食文化の原点なんだと改めて実感させられました。






宮城に本物の素晴らしいワイナリーが存在することを心から誇りに想います。

宮城のもてなし料理と宮城の生きたワインのマリアージュの世界を探求。きっと、うちみ旅館の新たな魅力なることだと信じます。



追伸
訪問のきっかけは、郷土の名産利府梨で本物の自然ワインを作れないか御相談に行きました。郷土を慕う気持ちは人を温かく繋いでくれるような気がします。  


2021年10月27日

土壁

【土壁に想いを込める】









改装客室の塗り壁・左官に使う砂や土を宿周辺の自然の中から左官職人に協力してもらい主人自ら採取しています。
 
#自然素材
#客室に魂を込める
#沢乙温泉うちみ旅館
#ワーケーション
#アトリエセツナ
#大東住宅







「沢乙」という客室だから室内にも宿周辺にある里山自然素材を使い癒しの空間にしたい。沢乙という名をいただいている古代利府伝説・沢乙女の働いていた女ヶ沢の砂や土を使い、旅人に宮城の歴史文化・風土を体感してもらいたいと考えました。





伝統的な建築・料理もその土地の自然素材と風土を生かす。「ものの価値は内面的価値!」


土壁の部屋 【沢乙】
漆喰の部屋 【山桜】

令和3年11月12日(金)リニューアルオープン
機会ありましたら宜しくお願い致します。

九代目湯守  


2021年10月22日

一品入魂

【一品入魂】

特別懐石の一品「宮城石巻産蒸し毛蟹」



お祝いの特別な日に身や味噌を殻から全てばらしたものを贅沢に…毛蟹一匹の身を口の中いっぱいに!毛蟹の繊細な甘味を生かすために宿では活ものを優しく蒸し上げます。

#みやぎの毛がに
#食材王国みやぎ
#みやぎの日本料理
#特別懐石はその日の厳選食材
#沢乙温泉うちみ旅館

毛蟹の甲羅に宮城の地酒を注ぎ、主人自らお座敷にて炭火でお燗します。甲羅の焼いた薫りが至福の一時です。

料理人 九代目湯守  


Posted by 九代目 at 11:10Comments(0)旬暦(秋)

2021年10月22日

利府物語「利府焼」

【利府焼】
沢乙温泉うちみ旅館は利府陶芸家の酒器をご用意して訪れた地域の文化に触れてもらいます。


利府焼 ぐい飲み 作家 鈴木俊明


利府焼 お調子 作家 市岡泰


利府焼 お猪口 作家 須田聡宏

作品の赴きは三者三様で共に素晴らしい。利府焼の定義が136年の歴史ある利府梨の選定枝を燃やして作った梨灰釉薬を表面に施された陶作です。三人共に利府在住の利府里人です。


#宮城県利府町
#利府焼
#地産地消
#地域の絆
#郷土愛
#沢乙温泉うちみ旅館

近海柳鰈自家製風干しを盛り付けた器は唐津の名工・中里重利(人間国宝の次男)。利府焼の赴は名工作と合わせても調和する。トーンが合うということは利府焼のポテンシャルの高さを意味します。

食材・器・作り手も全て「オール宮城利府!」

宮城利府を旅する醍醐味の一つになってくれることでしょう。

九代目湯守  


2021年10月22日

地域の誇り

【地域の誇りを温めてゆきたい】
#国府多賀城
#古代日本三大史都
#古代東北の都広域観光圏
#シビックプライド














多賀城南門建設に続き、国府多賀城正殿、多賀城廃寺(高崎廃寺)、利府勿来の関の伝統建築モニュメントが出来れば、日本古代三大史都だから世界遺産登録や古代東北の都観光圏も夢じゃないと想われます。宮城県、自治体、民間と志を懐き力を合わせて地域の後世ために遺してゆくべきものだと感じます。



地域の歴史・文化・風土を紐解き、地域の魅力を探求して価値観を向上することで地域振興産業に繋がり長期的な地域の発展・繁栄に繋がると信じています。

古代日本三大史都の京都や九州大宰府は地域の歴史文化をモニュメントなどで具現化して地域のみならず日本の魅力として発展・繁栄に繋げていると感じます。




私たちの町は、古代の日本三大史都なんですよ!皆さんで地域に愛着と誇りを懐いてゆきたいです。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 06:28Comments(0)当主心得

2021年10月21日

古代宮城郡に想いを馳せる

【羽黒前遺跡】
利府町と仙台市岩切を跨ぐ所に古代の防衛集落跡らしき遺跡が発見されて発掘調査が行われております。小さな集落跡の回りに敵からの防衛の堀跡があり、多賀城政庁が攻められているのを見張る役目だったかも知れないと新聞等に歴史見解が示されていました。
#国府多賀城
#陸奥国
#利府町
#大和38年戦争
#大和朝廷と蝦夷の戦い
#羽黒前遺跡






私の個人的な歴史見解ですが、羽黒遺跡は陸奥の都、西宮神社(延喜式神名帳記載の志波彦神社・現在の八坂神社)の目と鼻の先です。神社は時に敵の鬼門に祀られることがあります。遺跡の内容から国府多賀城府中の西を守るための場所だと察します。西から攻めて来られたら「のろし(火煙)」を上げて多賀城政庁に知らせる役目だと察します。ちなみに多賀城府中の北の鬼門には利府の北宮神社(現在の春日神社)が祀られていました。蝦夷「来るなかれ」の勿来の関がある場所となります。





大和朝廷と蝦夷の戦いの詳細は、後に続日本書記の半分以上が焼かれてしまったので歴史ロマンが多いです。古代や中世の地方の歴史は、地域に残る地名や神社、物語、遺跡が歴史の真実を伝えてくれています。






羽黒前遺跡発掘調査にご尽力してくれている利府町役場の高橋さん谷野くんコンビ頑張ってくださいね。心から応援しています。

多賀城南門建設に続き、国府多賀城正殿、多賀城廃寺(高崎廃寺)、利府勿来の関の伝統建築モニュメントが出来れば、日本古代三大史都だから世界遺産登録や古代東北の都観光圏も夢じゃないと想われます。地域発展のために宮城県、自治体、民間が力を合わせ総力で後世を願い地域のために遺してゆくべきものだと感じます。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 08:26Comments(0)当主心得

2021年10月18日

自然塩は素晴らしい

【自然塩】



うちみ旅館では里山の天然源流クレソンサラダをミネラルたっぷり自然塩・オイルをかけて朝食にご提供してます。
#自然塩
#ミネラル工房
#富樫秀一
#無添加
#沢乙温泉うちみ旅館

自然塩はナトリウムが約91%に対してバランス良くミネラル成分が約9%含まれ身体の調子を調えてくれます。(昔からの専売公社食塩はイオン膜工法は99%ナトリウム)
現在は「減塩」と云われますが…塩が悪というイメージは全くの誤解です。ミネラル成分が含まれている自然塩を適度に取ることで生物の循環機能を調えてくれて健康で元気に近づけます。

自然塩に感銘を受けたのは新潟の手作り塩生産者・富樫秀一さんとの出逢いです。富樫さんとの対談で自然塩の見識をご教示いただきました。

富樫さん「内海さん、お声がけくださり有り難う御座います。食材は一つ一つが、生命が必要とするミネラルの形食べてくださる方が健康に元氣に、笑顔になってくれる事を願います」

富樫さんの想いに共感することばかり。熱い想いの生産者との交流が料理人を成長させてくれます。運命的な出逢いに感謝です。

これからも天然素材・無添加料理の本質をより一層探求してお客様に健康的な伝統日本料理を提供したい。料理は人を健康で元気にするもの。そして食べ手に笑顔になってもらうのが料理の心だと改めて肝に命じています。  


Posted by 九代目 at 07:33Comments(0)当主心得

2021年10月17日

野趣味

【野趣 yashu】
自然のまま、素朴で独特のいい感じ。
野山や田舎に漂う自然の赴き












#花いちぢく
#天然蜂蜜
#天然百花蜜
#風土豊かな町
#利府町
#沢乙温泉うちみ旅館



花いちぢくも百花蜜も素晴らしい食材なので手をかけるのが勿体ない。工夫もなく荒削りだけど野趣溢れる味わいです。里山旬味の世界です!

【懐石プラン1日三組のもてなし】
https://www.sawaoto-onsen.com  


2021年10月15日

伝統日本料理

【炊き合わせ】



今日もまた、里山で旬食材の持ち味が生きるように別々の鍋でコトコトじっくりと炊き上げます。相性の良い組み合わせで器に盛ります。

味の要は、うちみ旅館の地下から涌き出る1200年の歴史ある天然水です。天然水に天然昆布・鰹と鮪節をたっぷり用います。

お出汁もお茶も御飯も沢乙の霊泉が宿の核!

宮城の霊泉・宮城の美食宿の由縁です。

料理人 九代目湯守

https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/  


Posted by 九代目 at 18:15Comments(0)当主心得