2023年12月09日

笑顔

【書】細字



読み下し
じじとばば お茶を飲みつつ わらってる

親父が元気な頃に、当たり前だった光景を
想い出します。意見が合わなくて喧嘩も
したけど、家族みんなで笑っている時が
一番の幸せかもな…

寝たきりの親父を目の前に沁々と想う

人生に夢と志は大切けれど

家族や仲間の笑顔があってこそ

沢乙温泉 九代目




追伸
余談ですが、先日に泊まって頂いたお客様が
農家11代の方でした。その方が「内海さんの場合、八代が健在ですので、貴方は未だに九代目なのです。御父さん亡くなった時に始めて『九代』となるわけですよ」先人・先代を敬う心得を教えていただいような気がします。  


Posted by 九代目 at 18:12Comments(0)九代目「書」

2023年08月21日

真摯

【真摯】




真摯とは字の如く
「真」嘘偽りない本物
「摯」熱心に向き合い手で掴む

私は、物事に熱心に向き合い、一生懸命に取り組んでゆけば、いつの日か、その道の真髄を見極めた『本物』を自らの手で掴みとれると解釈しています。

人は、真摯な姿に心を揺さぶられ、感動するのではないでしょうか。

そんな生きざま『真摯』を大切にしてゆきたい。

#書道
#書 九代目  


Posted by 九代目 at 03:44Comments(0)九代目「書」

2023年04月04日

感謝の由来

【感謝】
感謝とは、自然からの恩恵や人からの厚意を
受けたことに「有り難い」と思うこと。
その気持ちを相手に伝えたい溢れる思い
だと感じます。




「感謝」の語源や由来
感謝の「感」の字には「心が動く・
心が動かされる」という意味。感動、
感心、共感、感銘。そして感謝など
「感」にこの意味合いが含まれる。

「謝」の字には「礼を言う」という
意味合いがある。謝意、深謝、
そして感謝などの「謝」に
この意味合いが含まれる。

要するに、自然や風土の恩恵や
人の厚意(優しさ、想いやり、慈しみ)に
心が動かされた時、己の心に
愛が満ち溢れた瞬間に抱く気持ちが
「感謝」だと思います。

和の精神・神仏習合の原典が
「感謝する心ただ一つ」
日本人として温めてゆきたい。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 10:56Comments(0)九代目「書」

2023年02月02日

日本の精神

【和を以て貴しとなす】



(わをもってたっとしとなす)」とは、
日本書紀に示す聖徳太子の定めた
十七条憲法、第1条です。協調や協和を
大切にする考え方の言葉です。

「和を以て貴しとなす」の1つ目の意味は、
「なにをするにしても、あまり怒らずに
和みを大切にすることが重要である」と
いうもの。「みんなが相手を尊重しあい、
認めあって協調することが、なによりも
尊いものだ」という意味です。

だれかに失敗や間違いがあったとしても、
その過失を怒ってはならず、協力・協調
・協和が大事だとする思想です。

2つ目の意味は「しっかりと話し合いを
おこなうこと」です。「争いを避けるだけが
和を大切にすることではなく、安易に妥協を
せずにお互いに納得できるまでしっかり
議論するべきである」という考え方です。

私個人は、現代ツールであるSNS、メール、
電話では、しっかりとした協調、協和を得るのは
困難と考えます。協調、協和は、得るためには、
しっかりと顔を見合わせて議論すべきもの
であると捉えます。

私のSNS投稿も、相手に伝わるとなんて
想っておりません…
ただ、個人的に大切にしたい想いや世の中へ
の投げかけ、きっかけ作り。

私は、まだまだ未熟者で、「和を以て貴しと
為す」の精神を修得していません。しかし
古から大切にしてきた日本の精神から学び
現代の生活、仕事、人間関係に生かして
ゆけるように己を戒めて精進してゆきたい
と思います。

「貴し(たっとし) 自らの名前に感謝を込めて」
「貴い(とうとい) 己の名に恥じないように」

沢乙温泉 
九代目湯主 内海貴史  


Posted by 九代目 at 09:12Comments(0)九代目「書」

2023年01月12日

信念は羅針盤

【信念は羅針盤】



#書 九代目

この信念が欠乏してなされる努力は、
羅針盤がない船で航海をしていると
同様であると唱える思想です。
中村天風 著書 「信念は人生の羅針盤」

私は、実際、信念を懐いて生きてきた
つもりだが、人生は、そんなに容易く
夢や志に到達するもんじゃない。

いかに挫折や逆境、苦悩を乗り越えて
人の支えの中で共に生きることが
肝心だと感じる。

「信念」と「我」は、全く違うもの。
勘違いしやすい…それを防ぐ大切な気持ちが
正に「感謝と謙虚」だと感じます。

感謝と謙虚が無い船は…
本当に心から幸せな人生だったと
思える港に着くのだろうか?

感謝と謙虚を懐いて、周りの人と共に
生きるからこそ「信念」が革新してゆき
自分が到着したい夢と志という港に
着けるのだと信じています。

やっぱり「信念は人生の羅針盤」

九代目湯守

追伸
当館では、九代目湯守の書を館内に
設えしてあります。「信念、謙虚、感謝」
私なりの郷土日本、郷土利府への夢と志です。
  


Posted by 九代目 at 12:50Comments(0)九代目「書」

2022年09月29日






【道に迷うことで道を知る】
宿内に当主自らの自詠自書を設えてます

今の時代は、ネットなどで情報が簡単に得られるけれど、知識や知恵は、自ら試行錯誤して悩みながら謙虚な気持ちで繰り返すことで、はじめて身につき、その道の真髄がみえてくるのではないでしょうか。

その道を極めることは先人たちから受け継いだ伝統や志。遠い道だけれど苦境・逆境に悩み苦しみながらも自ら選んだ道に立ち向かうことが肝心だと思います。

前回に投稿した一番出汁は、今までの生涯で一万回引いてます。

月25日×12か月=300回
年300回×20年=6000回

ランチがある時は一日二回、修行時代も含めたら28年で約一万回。それでも、まだまだ…

道を極めることは、迷いながら一生涯の挑戦なんだと感じています。

九代目湯守

#宮城の宿
#日本料理
#懐石料理
#オーベルジュ
#隠れ宿
#料理宿
#懐石宿
#沢乙温泉うちみ旅館  


Posted by 九代目 at 18:01Comments(0)九代目「書」

2021年09月01日

書に想いを込める

【書道】
書道を始めて五年。清真会に所属しています。
師は清真会常任理事・小室成章先生(東京あきる野在住)。沢乙の碑 書 小室成章





#書道
小室先生とは東京で懐石料理の勉強をさせてもらった頃に御縁を頂きました。今でも毎月、東京と利府を郵便で競書のやり取りをしてご教示してもらっています。


「子供らは小さき空き地がよりどころ」

幼き日々、両親が家業で忙しかった頃に日が暮れるまで友達と遊んだ空き地が心のよりどころだったような気がします。

いつの日か、宿のお軸や書を主人自らで設えをしたい夢があります。後世の湯守やお客様の心を揺さぶる書を宿に遺したい志です。




清真会本部の先生に「筆圧のある力強い作」と論評を頂き、挫けそうな気持ちが晴れました。何歳になっても頑張っていることを誉めてもらえることは本当に嬉しいものです。

書は、皆さんにお見せするには、正直まだまだ精進が足りません。しかし宿・料理・書・写真・何事も本人の強い想い(信念)が有るから力強いものに昇華してゆくものだと感じます。私なりに信じています!

九代目湯守

口コミ
https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/  


Posted by 九代目 at 06:32Comments(0)九代目「書」

2021年06月06日

書道

「子供らはちいさき空き地がよりどころ」
書 九代目



私達が小さな頃は、世代を越えて近所の子供たちがみんなで遊んでたな~楽しかった懐かしい思い出。沢乙温泉の新しく出来る「井戸の間交流館」で時代に合わせて子供たちが交流できる場所を考えてゆきたいな(^_^)v

里山文化交流でアイデアある方是非とも教えてください!
  


Posted by 九代目 at 07:14Comments(0)九代目「書」

2021年01月20日

書道

42歳から書道を始めて五年経ちました。



#書道
#夢

師は小室成章先生(清真会理事)女性です。

先生は、「時に厳しく時に優しく……」

最初は、知人の紹介で何年間か東京九段上の教室に通いご指導受けました。今は、競書を送り添削したものと先生のアドバイス手紙を送って頂き、もう一度清書して送ります。

最近は、コロナでお会いできませんが、先生が東京から旅館にお泊まり来られた時は、食事の後に必ず特訓が待ってます。(残念ながら今は会えません)

「料理も書も魂込める」

書道も段々と師匠に似てくるようです。
料理も何年も親方のもとで修行をすると歩き方や喋り方までそっくりになります…笑

今の時代は違うのかな……師匠に身も心も委ね、リスペクトしないと身に付かないものです。

将来、お部屋のお軸を主人自らの書で設え温かくお迎えしたい。

「人生は夢があるから頑張れる」

九代目  


Posted by 九代目 at 17:54Comments(0)九代目「書」

2020年12月07日

晩秋の書






「黄に紅に いつ色変えし 山の木樹」

(きにべににいついろかえしやまのきぎ)

書 九代目当主 内海貴史

山の木達は、いつの間にこんなに黄色や赤色に変わったのだろう…

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#安政年間創業180年
#みやぎの料理旅館
#みやぎの懐石料理
#主人直筆の設え夢に
#みやぎの饗応料理
#政宗公の伊達文化
#客人に喜んでもらう料理  


Posted by 九代目 at 01:41Comments(0)九代目「書」