2020年07月28日

昆布〆の真髄

沢乙温泉うちみ旅館で御座います。



向付【真子鰈昆布〆と路地胡瓜】

器 山笹染付銘々皿
人間国宝 十二代今右衛門 作

うちみ旅館の向付は、お客様の御予約の日から逆算して、約3日前に旬の活〆白身魚に天然昆布を充てて、独自の製法で素材の旨味の頂点を目指します。

力強い里山野菜と柑橘加減正油が、白身魚の持ち味を引き立てます!

器選びは、夏場は薄くて深さが浅いもの。冬場は、厚くて深さがある器を選びます。



料理も器も色合いだけでなく季節を五感で感じられるように心掛けております。


沢乙の庭を造ってから、私の料理が庭の情景のおかげで、少しずつ進化しているような気がします。

四季の庭の情景が、料理に最も大切な精神を教えてくれているようです。

「そうだ…日本料理は季節を味わうのだから!」

九代目

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Posted by 九代目 at 20:08Comments(0)宿の器

2020年07月28日

白青磁の器

沢乙温泉うちみ旅館で御座います。

宿の器を紹介させてもらいます。



【白青磁双魚紋様向付】

人間国宝 塚本開示の作品です。



白磁胎が半乾きのうちに竹などで削り、器に紋様を施す。その繊細な技術が特化しております。

主に白青磁の器は、涼味が感じられるように夏場の向付に使います。



「器は料理の着物」

うちみ旅館では、、四季の情景が感じられる料理・器使いを心掛けております!

九代目

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Posted by 九代目 at 19:57Comments(0)宿の器

2020年07月28日

流水紋の器

沢乙温泉うちみ旅館で御座います。

宿の器を紹介させてもらいます。






【京焼金銀彩流水紋中皿】

たち吉の裏に漆が施されている手の込んだ作品です。金銀を使って水の流れが表現された染付の器です。

主に焼物に使います。

庭の沢水の情景に想いを馳せております。懐石料理に使います。





「器と料理の一体感」調和を大切にしております。






うちみ旅館でも、宿の情景が感じられる料理・器使いを心掛けております!

九代目

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Posted by 九代目 at 19:53Comments(0)宿の器

2020年07月28日

山笹の器

沢乙温泉うちみ旅館で御座います。

宿の器を紹介させてもらいます。






【白磁笹染付中皿】

鍋島焼 十三代今右衛門

人間国宝の作品です。

主に白身魚の薄造りや焼物に使います。






庭の山笹情景に想いを馳せて懐石料理に使います。

「器は料理の着物」と魯山人が名言を遺しました。




うちみ旅館でも、宿の情景が感じられる料理・器使いを心掛けております!

九代目

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Posted by 九代目 at 19:48Comments(0)宿の器

2020年01月08日

常滑焼!




「常滑焼 とこなめ焼」

新しい器を用意しました。


愛知県常滑市 甚秋陶苑 
伝統工芸士 伊藤成二

これは煎茶を入れる湯冷ましでしたが…

うちの宿では日本酒を入れる酒器として使わせてもらうことにしました。




形が、片口で真ん中が窪んでいて、デザインに使われている瓢箪が取っ手の役目も備えてあり、とっても持ちやすいく使いやすい!!

陶器の土の色合いも良く、大きさもこじんまりとして品が良く感じます。



瓢箪が設えてあるのでお正月やお祝いの時に最適かなと考え、とても気に入っております!

酒器を持った時に、手にしっくり来る感じが使い手のこともしっかりと想う作者の情熱を感じますっ

新しく素敵な酒器が創作出来たような気がします。

お客様にお出しする前に…


まず主人が試しにお酒飲んでみよう…笑





お酒の表面の景色が、透き通りピカピカと綺麗に光り…

やっぱり冷酒がより美味しく感じました!!




桂島寒風沢の一番摘みの焼き海苔ツマミに
一杯始まってしまいました!


       九代目  


Posted by 九代目 at 02:07Comments(0)宿の器

2019年07月08日

鍋島焼「十二代今右衛門」



十二代今泉今右衛門窯(いまえもん)の器を譲って頂きました!

行きつけの骨董屋さんで店頭に出していない御主人のコレクションを内海さんにならと譲って頂きました!

こちらの器は、名門窯元の亡き十二代(宮内庁御用達でもある)は、人間国宝の名工作です。



器の名前は、「錦笹絵銘々皿」





十二代のサインが染め付けで今右衛門と
書かれております。

笹の青とみどりの染め付けの美しさもさることながら、白磁の透き通るような美しさが素晴らしいと感じます!


どんな料理を盛り込んだら良いものか…楽しみです!


                九代目当主
  


Posted by 九代目 at 17:44Comments(0)宿の器

2018年08月19日

ハート型小鉢に愛を込めて…

形の可愛いハート型の涼しげな小鉢と出逢いました!一目惚れで即決で購入させて頂きました。



見た目は、青磁で涼しげな器だけれど、形がとっても愛らしい器に心がワクワクします。

料理が美味しいのは、当たり前だから…

肝心なのは、その料理に込める熱い想いが大切だと感じます!!

この器は、愛を育む親子、カップル、夫婦、長く苦楽を共に歩んだ老夫婦が、宿にお目見えになって時に、ご用意したいと思います。

お客様のお連れの方を想う愛をも、私の料理と共に一緒に、たっぷりの愛を込めさせてもらいたいっ!

きっと、味わいを越えた美味しさがあるような気がします!

今日、この器に





「生うにとオクラの冷製茶碗蒸し 青柚子の香り」

を作り、たっぷりの愛を込めたいと思います!




「美味しくな~れ もえもえキューー!」…笑っ

真面目に頑張ります!!


               九代目主人  


Posted by 九代目 at 09:13Comments(2)宿の器

2017年08月31日

蒔絵御椀に想いを込めて❗

こんにちは!九代目です。

この度、新たに懐石料理に用いる
御椀を購入いたしました。





御椀は、『春慶塗り蒔絵十画絵変わり吸物椀』
と云います。

表は、朱色がかった落ち着いた感じて
筋目が入った木地が極薄くて軽やかで
口に運んだときに木地の薄さと漆の感じが
とても良く最上級の御椀と言えます。





どちらかというと、御椀の形状が浅型で
蒔絵の絵柄も初夏から晩秋にかけてのものが
多くて使いやすい御椀です。
椀をあけると蓋の内側に金銀の蒔絵が鮮やかなに
施されています。



食べ終わると御椀の底にも、金銀の素晴らしく
丁寧に画かれた四季の蒔絵が顔を出します。

このような蒔絵の御椀に鮮度の良い旬の食材の
組み合わせで、良質の昆布と鰹節の香りの良い
熱々の引き立てお出汁を張り、ご用意するのが
長年の夢でしたから…

御椀は、十客で数十万円です!

この御椀に惚れ込んだ私は、若女将に
内緒で契約してしまいました。
代金引換で購入したところ…

若女将に高価過ぎると、こっぴどく
叱られてしまいました…(笑)

必ずやお客様に御満足してもらえれば、
若女将の心も静まると想います!

器は、日本料理の着物です!

料理と器が一体感を
打ち放ったときに何ともいえない
日本料理の世界観が味わえるものです。

蒔絵の御椀に料理人の技術と見識と
熱い想いを込めて…

日本料理の料理人は、椀盛に
持ってる料理技術と見識と精神の
すべての想いを込めるものだと
想います…


九代目主人

  


Posted by 九代目 at 16:42Comments(0)宿の器