2020年11月27日

菅谷穴薬師と銀杏御神木

【里山ガイド】

利府の名所を案内
「菅谷穴薬師と銀杏御神木」




1,200年前に岩の巌に彫刻された観音様があります。先人方が観音様の彫刻の保全を願い建屋を二重に造り常備隠されています。お祭りの時に蓋が空いてご開帳されるようです。利府の文化財でもありますが、日本・世界に誇れる文化財になれると感じます。

故郷の民を古から温かく見守ってくれている穴薬師です。1,200年前からこの地域の民が疫病神として慕い敬い、感謝と祈りを捧げてきました。現世にこの地域に住ませてもらってる人達みんなで考えながら保全してゆかねばならないと強く思います。

この時期は、見事な2本の御神木である銀杏の紅葉も楽しめます。

銀杏の葉が落ちると穴薬師の参道が一面に黄色のジュータンとなり人の心を癒してくれます!

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎの料理旅館
#菅谷穴薬師
#穴薬師の銀杏
#故郷文化財に保全活動の風を  


2020年11月27日

郷土愛

【郷土愛】



「馬場崎のサイカチ」の伐採には大変に落胆しています。
先人達が何百年の間に人から人へ語り繋いできた「馬場崎のサイカチ」は利府の誇り・町の文化だと思っていましたので…




戦後、経済成長で裕福に成りすぎたゆえに、私も含め町全体が町の歴史文化風土を敬う気持ちが段々と薄れてきた結果だと考えます。

自分達の町の歴史・文化・風土を町全体で敬い誇りに思えない状態は、将来町の繁栄において危機を感じます。町の中でみんなが繋がり真剣に考える時期だと思います。

今は大型商業施設などが入り町が発展繁栄しているように見えますが、町の平安からの1,200年の歴史からすれば短期的な発展であります。大型商業施設は、50年後には町の財産や文化にはなり得ないのでは…

町を想う気持ちが薄れていく状況を改善しなければ30~50年後に町にとって本当に大切なものが消滅してしまう気がします。
それは私達の子供・孫達が町を慕い誇りに思える気持ち「郷土愛」です。




後世において郷土愛が抱ける人材が町を支え発展繁栄に導いてくれると考えるからです。

郷土愛こそ町の宝だと思います。
共感してもらえる人がいれば嬉しいです!

九代目

#町の後世を願う気持ち
#利府の郷土愛は何処に
#利府のシビックプライドの醸成
#利府の子供孫達を想う気持ち  


2020年11月27日

馬場崎のサイカチ

【利府歴史探求】

故郷の先人達が古から誇りに想い温めてきた歴史文化風土を大切に敬いながら後世に遺すことを志として宿の水曜定休日に町で活動しています。



今日、菅谷の文化財を回っていたら「馬場崎のサイカチの木」が伐採されていました。この木は、ひいらぎと同じトゲトゲが邪気・厄払いの意味合いを持ちます。また中世の時代に高貴の女性が髪を束ねるのに使う貴重な油が取れた木として故郷で代々敬っておりました。利府の歴史文化を感じることが出来る木で貴重な町の文化財です。



地主の管理者に理由を聞いたら、「木が腐ってきたので管理するのが民間ではとても費用が掛かり大変なんだよ」「利府の文化財登録になってないから。私個人の判断で伐りました」

私が懸念してことが、現実になってしまいました。それは高齢化に従い今まで町の有志者で守られてきた史跡・神社・木などの大切な文化財が消えようとしています。
後継者である若者の町を敬う気持ち・町を誇りに想う気持ちが失われつつあり、もう10~20
年過ぎれば、町の由緒ある文化財が消えてしまう可能性がある。本当に悲しいことです。

行政を中心に町の歴史ある文化財を町の文化財として登録して予算をかけて保全する必要があります。
神社・観音様・薬師寺などを氏子会と協力してゆき、後世に遺す活動をしてゆかなければならないと感じます。

町の文化財を保全して敬う気持ちを育み、それを町の子供達の社会化教育の場に生かせれば、子供達のシビックプライド醸成に繋がると考えます。
町を慕い誇りに想える子供は、将来において町の中で活躍する宝になるはずです。

故郷の文化財の保全保護の意味合いは大きいのです。お金では代用出来ない町の宝なのです!

九代目

#故郷の文化財保全
#故郷のシビックプライドの醸成
#馬場崎のサイカチ伐採に涙
#故郷の文化財に感謝
#永年にわたり文化財を温め守った魂  


Posted by 九代目 at 07:16Comments(0)当主心得

2020年11月27日

お客様の笑顔!

【子供大歓迎の宿】

今回の宿泊のお客様は、子供のモデルをしている可愛い女の子でした。




帰りの際の思い出の写真撮影会と語らいで…

女の子「将来テレビにいっぱい出るお仕事したいです!」
九代目「将来、日本一の料理旅館になりたいです!」

お互いに夢を語り合い、大人になったら再会することを誓いしました

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#夢や志は大きく  


Posted by 九代目 at 07:12Comments(0)

2020年11月27日

お造りの真髄!

沢乙温泉うちみ旅館でございます。
初冬のお造り紹介させてもらいます。



「三陸ひがしもの・槍烏賊・ばふん雲丹・里山野菜」柑橘造り正油

鮪は、しっかり寝かせて旨味引き出します。
槍烏賊も三日位余計水分抜いてより甘さを引き出します。
霜が降りて甘味の増した大根・赤蕪の里山露地野菜とスダチ・かぼす・ゆずの絞り汁の造り正油が魚介の旨味を引き立てます。

器 絵唐津利休紋向付
中里重利(12代中里無庵人間国宝の次男)
猪口皿 色絵古伊万里 100年前
お敷き 根来塗 大藏達雄 
※600年前の室町時代本漆塗り再現したもの

利休紋とは千利休が五百年余り前に考案した丸五個で梅の形を表現したものです。

うちみ旅館では、日本料理の伝統文化を楽しんで頂きます!

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎの料理旅館
#みやぎの懐石料理
#旬の素材を見極める
#素材の持ち味とことん生かす
#器は料理の着物
#名工作の器を用います
#料理は想いやり
#日本料理の伝統文化継承
#海と里の町みやぎ利府  


Posted by 九代目 at 07:08Comments(0)旬暦(冬)当主心得

2020年11月19日

初志貫徹

沢乙温泉うちみ旅館でございます。









好きなことを愛し長く続けることが肝心だと想います。

初心忘れず貫きとおすことでいつの日か…

想い願いは叶うはずです。

九代目

#みやぎの料理旅館
#みやぎの懐石料理
#みやぎの饗応料理
#初志貫徹
#旅人の心を温めたい  


Posted by 九代目 at 11:43Comments(0)九代目「書」

2020年11月13日

故郷の情景を料理に写す

【故郷の情景を料理に写す】




紅葉の中で紅葉鯛を喰らうから美食の世界。

故郷の海で揚がる紅葉鯛昆布〆・鯛の皮湯引き・浦戸諸島の一番摘み海苔に里山の清らかな土壌で育つ天然クレソン・蕪・菊花を盛り込む。

紅葉の時に一番脂がのる天然鯛に敬意を表して日本料理の世界では紅葉鯛と呼ぶ。

神経〆天然鯛をご予約の三日前から昆布締めして旨味をとことん引き出します。ゆず・すだち・かぼす柑橘類の加減正油が白身を引き立てます。

みやぎ利府の海・里山の幸を相性良く組み合わせ、故郷の情景が脳裏に想い浮かぶような料理観を探求しております。

日本料理の文化継承・みやぎの食文化

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎの料理旅館
#みやぎの懐石料理
#里山旬味
#料理人内海貴史
#みやぎの食文化
#海と里の町みやぎ利府
#郷土愛シビックプライド
#志高くいつの日か
#宮城が誇れる宿目指して
#みやぎの饗応料理  


Posted by 九代目 at 15:48Comments(0)当主心得

2020年11月13日

みやぎのおもてなし料理

【みやぎの饗応料理】
みやぎのおもてなし料理

懐石料理の三本柱を重んじる
◎旬の素材を用いる
◎素材の持ち味生かす
◎想いやり

地域の旬を見極めた食材の持ち味を生かし、何よりもお客様の気持ち寄り添い、想いやりを込める。懐石料理の精神を生かし、みやぎの料理で旅人の心を癒したい!




写真は、料理の主役である椀盛

表松島の神経〆松島穴子の葛叩き。里山の清らかな土壌で育つ天然クレソン・原木舞茸・蕪含煮・黄柚子。
吸い地のお出汁は、天然利尻昆布と血合いを除いた鮪節。味の要はミネラルたっぷりの沢乙温泉の名水。1,200年前からこんこんと涌き出る地下の鉱泉水「沢乙の名水」です。

懐石料理の精神と技術を用い、みやぎの饗応料理(おもてなし料理)で旅人の心を温めてゆきたいです。

日本料理の文化継承・みやぎの食文化に郷土愛を懐き、みやぎの懐石料理・饗応料理の世界を探求してゆきたいです。

九代目

#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎの料理旅館
#みやぎの懐石料理
#里山旬味
#料理人内海貴史
#みやぎの食文化
#海と里の町みやぎ利府
#郷土愛シビックプライド
#志高くいつの日か
#宮城が誇れる宿目指して
#みやぎの饗応料理  


Posted by 九代目 at 15:35Comments(0)当主心得

2020年11月08日

みやぎ利府観光誘致・促進

【みやぎ利府観光誘致・促進】

うちみ旅館では、料理旅館として宮城利府の旬の食材をとことん活かし上質のおもてなしで全国から観光誘致をしております。

みやぎ利府は、表松島と里山に囲まれた旬食材の宝庫。表松島の極上鮮魚・清らかな土壌で育つ良質の利府産野菜と利府産ひとめぼれ。海と里山の相性の良いものを組み合わせ日本料理伝統技術を生かし懐石料理・みやぎ和朝食膳で心温まるもてなしをしております。




写真は、チェックアウト時のお客様との大切な語らい!笑顔が示す通り大満足して頂いたようです。利府松島の旅路プログラムも九代目が提案しました!

利府の名所・自然美が織り成す天然桟橋・表松島「馬の瀬」を観光してもらい、その後に政宗伊達文化・松島歴史ロマンを体感してもらえるようにお薦めしました。

みやぎ利府食文化・表松島の自然美!

うちみ旅館では故郷を慕い誇りに想いながら
利府観光を全国に発信してゆきます。

「宮城いい宿・熱い宿」目指します…笑

九代目


#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎ利府の料理旅館
#みやぎの懐石料理
#九代目当主は料理人
#料理人内海貴史
#みやぎ利府の歴史文化風土は素晴らしい
#語りたくなるようなもてなし
#シビックプライド  


2020年11月07日

ブルースシンガー来館!

【ブルースシンガー来館】

1995年日本レコード大賞アルバム大賞を受賞した「清河への道」チョンハーの道を唄ったブルースシンガー新井英一さんが来館しました。



うちみ旅館ファンのお客様が新井さんの大親友で、うちみ旅館の九代目懐石料理を大切な親友に語ってくれたのがご来館のきっかけです。

おもてなしする上で宿内でのプログラムだけでなく、当日の昼から次の日の観光プログラムまでホスト側のお客さんと相談して九代目が提案。利府全体の歴史文化風土を感じてもらえるように心を砕きました。


「利府名所 馬の瀬」

当日は、利府浜田滝さわ家で「旬のハゼ天うどん」。次に利府の名所「馬の瀬」表松島の綺麗な島々の情景を見てもらい、次に政宗建立の瑞巌寺の本殿江戸琳派襖絵への想いを伝えて宮城の歴史文化ロマンに触れて頂きたいと想いました。

新井様ご夫妻は、表松島松島観光・温泉・懐石料理・九代目語らい・故郷ガイドと…大変ご満足頂けました。


九代目料理ライブ!


里山歴史ガイド

新井さんは、音楽だけでなく器にも非常に高い見識がある方でビックリ!流石っ本流アーティストだなあと感じました。

ご夫妻に大変ご満足してもらえたことは嬉しかったと同時に、ホスト側のお客さんが友人を心から、もてなしたいという気持ちに寄り添えたことに心の豊かさ感じました。

旅路プログラムを計画した二人には、みやぎの歴史文化風土を堪能してもらいたいという熱情がありましたから。




青麻神社にてみんなでおみくじ
新井さん、強運の持ち主「大々吉」

新井さんは、「今回の旅プログラムは、利府の表松島と里山の情景が素晴らしいかった!九代目の料理はライブそのもので魂を揺さぶり感激した!」と感想を頂きました。
内面的なところを重んじている私にとって最幸のお褒めの言葉でした。




「オールドロマンティックラブソング」
新井英一・トレビュートアルバム
お礼に贈ってもらったCDアルバムの歌声は正に言魂でした!

世界各国の名所・食を体験されている方・下積みと苦労の末にその道の頂点に立った経験のある方のご意見とご見識は、説得力があり力強いものでした。またひとつ勇気と自信に繋がりました。

人との繋がりに感謝!
人との出逢いに感謝!

九代目

https://youtu.be/a5MufByel7s

#ブルースシンガー新井英一
#沢乙温泉うちみ旅館
#みやぎの料理旅館
#九代目当主
#料理人内海貴史
#語りたくなるようなおもてなし
#旅館で提案する旅路プログラム
#ものづくりの価値観は内面的なもの
#出逢いに感謝