2018年01月21日

宿の二人の料理人‼

沢乙温泉うちみ旅館の料理人は、二人です。

九代目主人の私と若女将で妻でもあるりえこさんです。



二人の出逢いは、調理師専門学校夜間部の同級生で
共に勉強した仲間が、ご縁です。
卒業後は、私は日本料理の修業に……妻は、和菓子屋さんに修業に入りました。

ですから、宿の主人と若女将は、共に料理人というわけであります。
だから、二人とも気が強く、ぶつかることも度々…(笑)

二人のご縁は、お互いに食べること『食』を通して
人に喜んでもらいたい、食を通して人の心を温めてゆきたいという共通の夢があります。

でも現実は、二人は、良きも悪きも朝から晩まで一緒ですので喧嘩もいっぱいあります!
お客様には、決して見せません。

月に2回の定休日には、妻は私から離れて過ごしたいと熱望しているようです…(笑)

お客様の朝食の準備から始まり、子供を学校に送り出し、料理を1つひとつ手間隙かけて仕込みをして
、休憩時間には、今後の宿の方針、子育てのことなど話して、それからお客様の夕食の準備、後片付け…次の日の仕入れの確認などと……

きっと、普通の夫婦の10倍以上のの時間を共に過ごしているのではないでしょうか!?


でも、お互いに夢を抱き力を合わせて、頑張ってゆけば、普通の夫婦では、味わうことのことのない幸せを将来において感じることが出来るような気がしています。

宿の料理は、主人と若女将が自ら料理人として
腕をふるい、旬の食材を吟味して、手間隙かけて、真心込めてご用意いたします。

料理を提供する際にも、女将も料理人なので
料理のお話や旬の食材のお話を楽しく詳しく出来ると感じております。

お客様も、料理を食べる時に料理人のお話を聞きながら召し上がるのも、愉しく美味しい贅沢な時間ではないでしょうか!


夫婦である二人の料理人が、お互いの感性をぶつけ合い宿の料理をとことん探求し、作り上げる料理の世界観!
その可能性を自分自身が、強く信じて突き進みたいと思っております。

宿の主人と女将が共に料理人!

きっと、オンリーワンの世界があると想います。

オンリーワンの宿を夢見て……


             九代目主人










  


2018年01月13日

見上げこけしに想う❗



客室のしつらえの『見上げこけし』です。
伝統工芸鳴子こけしです。

作者 柿澤真理子(鳴子柿澤こけし店)



どんなときでも、上を向いて歩こう
という気持ちが、込められた『みあげこけし』です。


宿に泊まるお客様というのは、お元気な方もいれば、いろいろな悩みや辛い経験をされている方
など、いろいろな境遇の方が、いらしゃいます。

大切な人を亡くされた方や、
大好き仕事をなくされた方など!
いろいろな境遇の方が、宿を
訪れます。

だからこそ、お客様に少しでも心を開いてもらえるように…
お客さんの心を少しでも温められることが
出来るように、日々、一生懸命に努力して
技術的にも精神的にも精進しなくては、
ならないと思います。

『日々精進!』

私自身も、心が折れそうな時には、
『見上げこけし』を見て勇気を
もらおうかなぁ~と…

それにしても、見上げこけしに込められた心!
作者の想い入れが素晴らしいと感銘を致します。

伝統的な手仕事の中に、芽生える感性、アイデア!
それは、きっと『人間味』のような気がします。

工芸品、美術、料理、きっと何事も、人の心を揺さぶることが出来るのは、『熱い思い』を持ち続け、『人間味』『人間力』『人間性』の向上が、最も大切のような気がします。

技術は、きっと後から付いてくる!!


心から信じたい思いです。

               九代目主人








  


Posted by 九代目 at 10:34Comments(0)しつらえ

2018年01月02日

黒豆への願い‼



明けましておめでとうございます。

皆様、お元気なことだと想います。

平成の時代が終わり新しい時代が始まる記念すべき年に、今までの私の人生を通して感謝の気持ち心を込めて、暮れから1週間かけて黒豆を炊かせてもらっております。

黒豆は、昔から黒い色が邪気を払い、真っ黒に日焼けするまで健康で元気に豆に働けるようにと願いが込められております。

おせちやお正月の御料理に欠かせない黒豆密煮を
紹介させてもらいます。



丹波黒豆の飛び切り極上のものを水で洗い、
一晩水に浸します。


豆をふっくらと大きく戻せるように1日2時間つづ5日間コトコト優しい火加減で柔らかく戻します。



2日目の状態!
焦って柔らかく豆を戻そうとすると皮に
負担が、かかり皮が壊れてしまうのです。

5日目の状態!
皮が壊れないでギリギリの状態です。
戻しが完了です!!



水にさらした後壊れたものを手で選別します。



豆が固くならないように2日間で砂糖を8回に分け入れて炊いた京都に伝わる伝統的な手仕事です。

黒豆1キロに対して、砂糖が900㌘位!

大切に守っていきたい日本料理の伝統的な技術と心意気です!



何事も一歩一歩!
料理は、『愛情』だと思います。
不思議と大切な人を想って料理すると優しい味わいになるような気がします。

何事も『愛』ではないでしょうか!
継続するのが中々難しいのですが…

昨年も、力不足で、たくさん御迷惑をおかけしました。すみません。
周りの人達に支えてもらったおかげで、とっても幸せな人生です。

お世話になっている方へ御健康と御幸せを願い、黒豆に心を込めさせてもらいました。

新しい時代に、健康で元気に過ごせますように……
笑顔がいっぱいで幸せな時代になりますように……

皆様には、いつも温かく見守っていただき、ありがとうございます。

今年度も、皆様のご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


       九代目主人    内海貴史

追伸
今年の5月から、新しい年号に変わると想ってましたが、来年の1月元旦から新しい年号!新しい時代を迎えるそうです……
またまた、私は、勝手に勘違いしていたようです(笑)
慌てん坊さんでした…すみません。
こんな感じですが、今年も、どうぞ宜しく
お願いします。

  




  


Posted by 九代目 at 18:13Comments(0)料理心得