2019年01月19日

滝桜の森‼️

川沿いの庭の構想が中々決まらず、主人の要望と造園家のイメージの擦り合わせに少しばかり困惑しておりました。

今回の庭の施工業者は、玄関の第一期工事「楓の庭」を作庭した白石の「よっちゃんの庭工房」さんです。



川沿いの庭の名前は「滝桜の森!」




三春からご縁があって来てくれた滝桜の子供たちを
中心にしてその脇をイロハモミジが彩る構想に決まりました。

以下は、造園家のよっちゃんと九代目の熱い打ち合わせの掛け合いです。

よっちゃん
「あの大きさの垂れ桜が植わったら
川側の山は、雑木ばやしではなく、イロハモミジだけにしたほうが、桜をいかすことができるんじゃないかと考えてます。滝桜のまわりも、スッキリしてきもちいいですもんね」

九代目
「確かに…
基本的には紅葉と桜のコンビが似合うと想います!
しかし、葉が落ちている半年の間の情景が少し寂しく問題です。葉が落ちている冬場に少し緑色があると違うと感じます。
常緑樹が無いとすれば低木や下草の緑色が少し入らないと冬場が寂しくならないか…とても心配です!
第一期の楓の庭も会長の大紅葉も落葉後に回りに緑が無いので冬場の期間は、寂しさを感じてしまいます?楓の庭の向かって左側は、カヤ、やぶ椿の緑色が入っているので冬場も素敵に感じます。
基本的によっちゃんにお任せますが、一期工事の教訓は少し生かしたと思います!」

よっちゃん
「私桜の回りに、常緑を植えても、景色の邪魔になり30年後に必ず切るようになります。
それだけ、あの桜は力をもっています!
親方が目隠しをしたいといっていた気持ちもわかりますので、目隠しのヤブツバキを植えるのでれば、桜は、入り口付近だけにして、雑木と、常緑の苗を植えた方がいいとおもいますよ信じてもらえませんか?
沢乙温泉のことを想っていなければ、あのような桜も、もっていっていません
想像してください。滝桜の森ですよ!!
道路からも駐車場からも、優雅に眺めたいとおもいませんか?常緑はアプローチ付近の、山だけでいいと想いますよ。
私のこと信じてもらえませんか!?
私は、予算をけちるためにいってるわけでは、ありません。信じてくださいっ!!!」

九代目
「紅葉と桜の間に中高木の常緑樹入ると確かに将来庭がうるさくなるような気がしますね。
この場所に三春の滝桜の子供たちが来てくれたのもご縁でしょうね!
よっちゃんの庭への情熱と感性にお任せします!
桜と紅葉の持ち味が生きるように最善尽くしてください!よっちゃんを信じます!!」

よっちゃん
「今回の大庭は、アプローチ回りの雑木林と
川側の滝桜の森2パターン楽しめますね!」

九代目
「よっちゃんの熱い情熱には、敵わないですよ!」

よっちゃん
「わがままいってすみません!それだけ、今回の庭にかける思いが強いので理解頂きありがたいです!」



これで、やっとの想いで新たな沢水流れる大庭建設の川沿いのコンセプトが施主側も作庭側も十分納得した上で決定致しました!


造園家のよっちゃんの熱い情熱と気迫に川沿いの庭のコンセプトを納得させてもらいました。



三春の滝桜のDNAがこの沢乙温泉の地で優美に輝くことを祈ります!

本当に人の熱い思いって相手の心を大きく揺さぶるものですね!!!


           九代目主人 内海貴史




  


Posted by 九代目 at 03:33Comments(0)沢乙の庭 

2019年01月17日

三春滝桜の子供たち‼️

今日、福島三春の滝桜の子供たちが8メートル級の垂れ桜が七本到着しました!




造園屋さんが深夜にかけて、宿の新たな庭建設のために、丁寧に大切に宿に運んでいただきました。




宿の川沿いを垂れ桜と山紅葉で彩る構想です。

今回の植栽する垂れ桜は、三春の滝桜の本物のDNAですから…

宿のエントランスが桜と紅葉の名所になることを夢見ています。




将来において九代目が、この世にいなくなってからも沢乙温泉が人から愛される場所になることを願っております。

福島の三春滝桜は、今もなお人々に愛され続けている樹齢数百年の垂れ桜です。

三春の滝桜の子供たちですから、きっと毎年春に桜の花を咲き誇り続けてくれることでしょう!

宿の春の景色に彩りを添えてくれて宿を訪れる人を魅了してくれることでしょう。

本当に夢が現実に近づき始めております!


胸が高鳴ります……



            九代目主人 内海貴史  


Posted by 九代目 at 20:15Comments(0)沢乙の庭 

2019年01月13日

「幸せ」





「幸せ」

人の幸せはいったい何だろうか

人に大切にされ愛されるから幸せなんだろう

人を大切に想い愛することが出来るから幸せなんだろう

愛する人を信じることが出来るから幸せなんだろう


              九代目ポエム



ポエムは、あくまでも自分勝手な思いです。

人を信じることは、今までの経験、強いしがらみなどで大変難しいことかも知れない…

でも、自分が大好きな人、心から愛している人のことを強く信じたいっ!

心から信じきりたいと思います!!

それは、お客様、家族、友人、恩師、自分を大切に愛してるくれる全ての方々ですね。

大多数の方が何不自由のない恵まれた環境で生きている日本の社会、多様な価値観が混在する世の中だからこそ、幸せの本質を掘り下げてみたいと思います。

これからもその答えを探してゆくのかなぁ…





           九代目主人 内海貴史  


Posted by 九代目 at 04:15Comments(0)九代目ポエム❗

2019年01月04日

謹賀新年!

明けましておめでとうございます!






鏡餅を設えです。

宿でもお供えする鏡餅は、手作りのものを毎年用意しております。

お供えの由来は、鏡餅は神仏にお供えする意味合いです。
名前の由来は、昔は鏡が円形だったことから餅を丸形にしたと云われています。

大小の丸餅を重ねる意味合いは、陰(月)と陽(太陽)が重ねることから用いて、福徳が重なる縁起を担いだものと云われています。

古に、餅を丸い形にしたのは、人の魂(心臓)を形取ったものを神仏にお供えしたものを人が食べることで新たな生命力が宿ると思われたからとされています。





お正月のお軸と生け花です。




普段の花は野にあるようにを心がけておりますが
お正月だけは、特別に華やかにします!



いよいよ今年新たな新しい時代の幕開けとなります。
沢が流れる紅葉のエントランスもいよいよ着工です!

沢乙温泉うちみ旅館でも、スタッフ一同で心機一転、益々精進を致して参ります。


こらからもお客様に寄り添いおもてなしさせていただきます。

今年は飛躍の年にしたいと想います!

これからも御指導と御鞭撻のほどを宜しくお願い申します。


           九代目主人 内海貴史  


Posted by 九代目 at 16:33Comments(0)しつらえ