2023年05月30日

料理人の原点

【里山さんぽ】
利府町の里山の魅力をご紹介します。

九代目「いってきますー!」

若女将「親方、熊に食べられないようにね!」


九代目「明神沢の神様!どうか熊に食べられないように御加護ください!」





(ウルイの群生)


(ゼンマイ)


(山菜の女王 シドケ)


(山椒)



(利府町明神の堤)





少年時代に父親に連れられて、明神の沢・明神の堤で鮒釣りして擂り身汁作ったり、沼海老を捕ったりして唐揚げにしたり、天然うなぎを獲る為の餌(ドジョウ)を捕まえたり、天然きのこ狩りに利府の深山に連れて行ってもらったり。

里山の恵み、素地の滋味深さと豊かさを知らしめてくれたのは親父だったなあ。

親父には感謝しかない!

いつの間にか、少年時代から四十年経過してるけど、今も尚、郷土の自然環境が保全継承されていることに、懐かしさと愛着が湧きます。

私にとって、利府里山散歩は、とても郷愁と想い出が蘇る感慨深いものでした。

誰しも、いつの日か故郷に帰ってきたときに、その町の情景や風土、そして温かい人が待っててくれることが、心の豊かさの一つ、人の癒しになるような気がします。

郷土利府・里山の自然は、ホントに豊かで素晴らしい!!

宮城利府で料理人をしていることに誇りを感じます。

料理人 九代目湯守

#宮城県利府町
#利府の魅力
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#伝説の明神沢
#山菜摘み
#野花
#地域資源
#山野草
#サトヤマ

  


2023年05月30日

里山伝説~清らかな聖水~

【沢の原風景】
#宮城県利府町
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#利府歩き

「清らかな聖水」



この透き通るような清らかな沢水
沢の水鏡に写し出される空が清らかさの証!

紛れもなく水が清らかな #利府町・十符の里山

沢乙温泉がある周辺は、沢の清流に囲まれた
水が清らかな自然風土が豊かな町です。

古里から続く沢からこんこんと涌き出る沢水

沢からこんこんと涌き出る沢の音が「さわおと」の一つの由縁とも云われる。もう一つの沢乙の由縁は、大和の貴人・坂上田村麻呂に見初められた側室である沢で仕事をしていた亜久玉姫を敬い「沢乙女」とも云われる。諸説有

古里・入菅谷地区に伝わる「死に水」とは…

里人の最期に、家族や仲間の里人たちは、沢の上流にある清水を飲ませてあげたと先人から伝わります。

それだけ、美味しい清水、聖水だと里人に愛され慕われていたのでしょう。

宮城利府の自然環境、生態系の素晴らしさを
学識者、有識者に検証してもらえれば、また一つ利府町の魅力の深さに繋がると察します。

沢乙温泉うちみ旅館 九代目湯守  


2023年05月30日

お豆さん

【おまめさん煮浸し】



人は、宇宙の中で生かされている
自然の恩恵の中で生かされている

霞ガラス鉢を地球に見立て

素地の力強さ、凄みを信じて

#自然農法 #無農薬 #スナップえんどう

一番出汁を沢乙の霊泉で割って炊き上げる

世の中には、受け入れて貰えないかも…

本当は、こんな料理が作りたい!

料理人 九代目湯守

#ボンディファーム
#沢乙温泉うちみ旅館  


Posted by 九代目 at 07:05Comments(0)旬暦(夏)当主心得

2023年05月30日

土壁

【土壁と野花】
湯上がり処「Lounge さわおと」の床の間は、田んぼの粘土と藁で造られた本土壁です!












宿がある郷土利府は、江戸時代に仙台藩献上米の口伝が残ります。郷土の歴史文化の背景や自然風土に想いを馳せて土壁を田んぼの土で創作しました。湯守と宮城の名工、左官職人・今野等氏と協創した自信作

「土壁のひび割れが美しい!」

陶芸のひび割れ「貫入」にもリンクする

貫入は釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のこと

泉質、料理、器、建築の各分野共に、日本伝統文化と郷土の風土を生かした本物は、相手の心を大きく揺さぶると信じています。

宿が、革新してゆく原動力は、伝統文化を敬い、郷土を愛する心が核心です。

郷土宮城の未来にGOOD LUCK!!

沢乙温泉 九代目湯守

#左官
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2023年05月30日

いただきます!

【命をいただく】
食は元来、命をいただくこと

命をいただき 命を繋ぐ




殺生する

中骨もスープを取る

無駄なく全てを食す

手間隙を惜しまない

喜んでもらえることで食材も成仏する

自然の恵み 人が繋ぐ風土

食材に寄り添う

生産者、漁師に寄り添う

食べ手に寄り添う

作り手に寄り添う

料理は想いやり

和食文化

自然と風土の恩恵を感じる

食こそ感謝する心ただ一つ

「いただきます」の原点

料理人 九代目湯守  


Posted by 九代目 at 06:50Comments(0)当主心得

2023年05月30日

初夏の風物

【十符里浦 初夏の薫り】
宿がある 十苻乃里・利府町 は、里山と里海が共存
している自然と風土が豊かな町です。


「表松島鮎並葛叩き 沢乙名水一番だし」

鮎並は、鮎と風味が似ている若草や水苔の風味漂う
正に初夏の風物です。生きてるまま宿に運び、主人自ら殺生してその日最良の仕立てをします。

神経締めした鮎並の中骨でスープを取り、蓬麩などの里山の恵みを、コトコト炊いてお椀の調和を図ります。

江戸時代、仙台藩 #奥州名所図会 には、利府の
#延喜式神明帳 に記載ある #伊豆佐買姫神社 #菅谷山、利府森郷など利府里山の綺麗な情景が描かれてあり、そこには「#十符里」と小さく「浦」いう書が描かれています。

「宮城の自然風土を料理に写す」

沢乙温泉 うちみ旅館
料理人 九代目湯守

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Posted by 九代目 at 06:45Comments(0)旬暦(夏)