2023年03月04日

志が絆を育む

「地域を想う 人を想う」

夫婦の記念日に御宿泊してもらったお客様と素晴らしいご縁がありました。

東北の中小企業支援に尽力されている東北大学名誉教授の堀切川一男先生です。

志が絆を育む

晩餐のお座敷料理で、故郷宮城の風土を生かした和食文化を目指している宿の志に共感共鳴してもらいお互いの心を重ねることが出来ました。

堀切川先生は、摩擦理論の第一人者で、宮城の米ぬかを原料にした摩擦調整できる「rbセラミック」を開発して多数の商品化をしています。

堀切川先生の代表開発製品は、摩擦の低いティッシュペーパー「エリエール」です。そして「仙台漬け丼」も先生の開発商品です。

先生の信念…「工学は、科学を人間社会に役たたせる学問」「技術、学問で世の中の役に立ち人に喜んでもらう存在でいたい」と仰有っておりました。とても志が高く、心から感銘いたしました。

志が絆を育む

志が絆を育む

お帰り際に、手が不自由な息子のけんちゃんに、ご自身が開発した障がい者でも食べ物を掴みやすいお箸をプレゼントしてくれました。それは、竹を粉にした製品で、抗菌作用があり、納豆の一粒でも掴みやすい社会福祉に活用した製品でした。

健常者でも勿論食べやすいお箸でした。そして、障がい者への食事介助をする人も食べ物を掴みやすくとても重宝すると感じました。

志が絆を育む

志が絆を育む

館内に掲載されている新聞記事を見て、息子のけんちゃんにも、先生は、想いやりを抱いてくれたのだと察します。けんちゃんに、お箸のプレゼントと四月からの船岡支援学校入学に向かって心温まるお声をかけてくださいました。けんけんも凄く嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

志が絆を育む

https://www.dream.mech.tohoku.ac.jp/column/03.html

私の利府町地域資源を探求する立場からも、利府町に多く自生している青竹を社会福祉に活用できる商品があれば良いなあと感じました。利府の自然風土を活かした思いやり溢れる製品、特産品に繋がれば内面的価値に繋がる。そして、人の温かさ、思いやりが持ち味の利府町の特性が生きると感じました。これから地域産業振興において、志が溢れる有識者と利府町の繋がりを期待しています。


「地域を想う・人を想う」志は、人と人の絆を育んでくれると思います。

うちみ旅館は、ネット時代の世の中に反して、予約のお客様が、ご紹介やリピーターで7割以上の状況です。まだまだ無名な未熟な宿ですが、古き善き時代のように人と人が信頼と絆で成り立つような生業を目指してゆきたい。その信頼と絆を次の世代の町へ宿へ財産として遺してゆきたいです。

いつも御縁を繋いでくれる温かいファンの方々に感謝しております。この度も素晴らしい御縁を頂き有り難うございます。

利府町地域資源ワーキング会議委員長
沢乙温泉うちみ旅館 当主 内海貴史

※堀切川先生の御了承を得て投稿しております。


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