2022年04月18日

奇跡!


奇跡が起こりました!




うちみ旅館インスタグラムを見てください。


https://www.instagram.com/reel/CceZCG-gYLK/?igshid=YmMyMTA2M2Y=  


2022年04月16日

しあわせのレシピ



料理は、お腹を満たすものではなく心を満たすものだから!

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 19:28Comments(0)当主心得

2022年04月12日

利府なこその関への想い

【利府なこそ関に歴史ロマンを馳せて】

古代和歌
「吹く風を なこその関と 思えども 道も背に散る 山桜かな」 源義家



揮豪(きごう)とは、有名な歌などを書に写す時に使う言葉です。




九代目解釈(諸説有)
蝦夷が来るなかれのなこその関といえども、風は通って吹いてしまう。こんなにも綺麗に咲いている山桜の花が散ってしまうではないか…なこその関を抜けて振り返ったら道一面に山桜の花が桜吹雪のように散っている情景・心情である。


(利府町勿来の関跡の立看板 利府町教育委員会)


古代の蝦夷による国府多賀城焼き討ち「伊治公あざまろ事件」の歴史背景も含め、平安後期の東征(奥州後三年の役)の帰りに義家が、蝦夷を吹く風と比喩して歌ったように聞こえるのは、私だけでしょうか…

義家が奥州後三年の役で拠点にしていたのが多賀国府です。陸奥鎮守将軍に就いていたのが源義家。



古代の都陸奥国府中ノートです。
都の北が利府で北宮神社があり森郷に関所跡あります。



(毎年山桜が咲く森郷ダム)



惣の関北と惣の関南と住所が別れる場所があります。きっとこの場所が「利府なこその関」があった場所と口伝があります。





現代も「利府なこその関」と呼ばれた場所として伝承される利府町森郷・惣の関北には、今も勿来川が流れています。



古代の東山道だと云われる惣の関北の板谷街道の住所は、宮城県宮城郡利府町森郷字「名古曽」である。


(古代東山道と云われる板谷街道)
なこその語源である「険しい峠」そのものが千年の時を越えて、現状で遺っています。



東山道板谷街道の終わりで古代東北の都・多賀国府に入る関所「惣の関」の山には山桜が自生している。義家は、惣の関ダムに沈んだ沢沿いの山桜が咲き誇るこの地に想いを馳せて和歌を詠んだのではなかろうか…郷土の情景に歴史ロマンを感じます。





多賀国府府中の北関所・北宮が利府森郷です。今もなお5月初旬には、山桜が咲いている。


古歌の枕詞「なこその関」の入った和歌は百種類以上あると云われています。「なこそ」言葉の文学的由縁は、険しい峠、峠越え、もう会えなくなるような峠、来ないでくれ、のような意味合いで使われているようです。

故に、なこその関の所在地を1ヶ所に特定することは出来ないのかもしれません。ただ義家の山桜の和歌に関していえば、時代背景、歴史背景、地理的に利府もまた有力だと想われます。

現在利府で、利府なこその関の伝承地は、利府森郷「惣の関」の手前の現住所です。惣の関北・惣の関南と別れて実存しています。

惣の関の「ソウ」とは古代原住民が使ったアイヌ語で「滝」という意味合い。惣の関ダムが出来る前まで滝のような景色だと想われます。

なこそという言葉は、都の貴族や貴人が和歌に使った枕詞なので地元住民は使わない言葉で地元では「惣の関」と呼んできた。貴人たちの和歌の中では「なこその関」と呼び名が違って伝承された根本的な要因だと想われます。

個人的な考え方ですが、「なこそ」の言葉の意味合いからも福島いわき勿来も菊田の関が実在していた場所なのでもちろん歴史ロマンを馳せることが出来ると想います。古代陸奥(東北)の都・宮城郡利府も惣の関が実在していたと云われます。

要するにそれぞれの歌人たちが何処の関所をイメージして詠んだかでそれぞれの「なこその関」があるかもしれません。いわきの勿来の関も利府の勿来の関も「なこその関」の可能性があるのかもしれません。


ただ譲れ気持ちは、平安後期に東北の都・多賀国府を拠点にしていた時期に東征の帰りに鎮守府将軍・源義家が詠んだとされる山桜の和歌は、利府なこその関だということを郷土利府の誇りをかけて充分に可能性があると信じて言動にしてゆきたいのです。

個人的には、いわき勿来の関跡も、江戸時代から日本古代史や古代文学を探求してきて文化の保全継承を志に町全体で努力してきた誇り高き場所だと思います。それにより、いわき市勿来は、立派な古代の文学や観光スタイルを構築してきました。

そのような意味合いでは、いわき勿来の関の関係者には、敬意を表しています。

利府町も郷土の歴史文化に対して、いわき市のように代々にわたり、誇りと愛着を抱いてゆけることを願います。義家の想いに馳せながら、利府の威信をかけて利府郷土史を勉強してゆきたいです。

地域に根差した町のミドル層として、町の大人、若者、子供たちに紡いでゆき、故郷利府に誇りと愛着「シビックプライド」が後世にわたり醸成してゆくことを願います。






利府森郷の勿来関所跡から黒川郡に抜ける古代東山道「板谷街道」「板谷峠」も現存しています。それは、とても長く険しい峠です。「なこそ」の由縁である険しい峠そのものです。

義家の山桜の歌がどこのなこその関で歌ったものを示す文献が現存しないけれど、古代東北の都・陸奥国府中の歴史背景と利府森郷の情景そのものが、なこその関を示してくれているような気がします。

いわきは、関所モニュメント、資料館など、古代官道や古代和歌文学に歴史ロマンを馳せることが出来る「勿来関」です。義家の騎馬像もあります。

利府は、なこその言葉の由縁と森郷の情景を核に「利府なこその関」と呼ぶことが望ましいと考えます。お互いの町を慈しみながら古代のなこその関に歴史ロマンを馳せることが良いのではないでしょうか。

いつの日か、いわき勿来と利府がお互いの町に慈しみの想いを抱きながら、わかり合える日が来ることを願っています。


邪馬台国論争を例にあげると畿内説と九州説があり、お互いに討論をしている内に奈良と佐賀が今ではお互いを認め合う友好都市になっていると聞いています。なこその関論争で、いわきと利府も友好都市になれることを本気で夢をみています。


お互いの町が古代の歴史文化を敬い沢山の方々がそれぞれの町に歴史ロマン、誇りと愛着を抱きながら町が発展繁栄することを心から祈願しています。

九代目湯守



参考文献
蝦夷となこその関
著者 菅原伸一  


Posted by 九代目 at 14:38Comments(0)当主心得

2022年04月11日

極上の安眠

【極上の安眠】
特別室沢乙と特別室山桜は、最上質シモンズベッドセミダブルワイド・エクストラハードをご用意しております。




(特別室 沢乙)


#料理旅館
#デザイナー
#デザイナーズ客室
#隠れ家宿
#美食の隠れ宿

自然素材が調湿する特別室で至高の睡眠!
最上質調湿作用の特別室で布団も常に快適!

ハードスケジュールの旅や自分たちへのご褒美。特別日な記念日に深い安眠が身体を癒してくれます。




(特別室 山桜)

極上宿の定義とされる三本柱は、料理、もてなし、客室と云われます。客室の中でも上質な睡眠が旅を充実したものに導いてくれます。

沢のせせらぎが響く二つの特別室で極上の安眠を体感していただけます。

今ままでのご利用者の方々には、かなりの好評をいただいております。

九代目湯守  


2022年04月05日

利府桜を慕う

【十符の里 藤田夫婦桜】




#宮城県宮城郡利府町
#桜の名所
#利府桜
十符の里利府町で樹齢300年の歴史ある夫婦桜。いよいよ4月10日~15日位が開花予定です!



確か町の文化財にもなっている春日の垂れ桜と共にご愛顧くださいませ。



沢乙温泉うちみ旅館の特別室山桜の窓絵桜も見事です。宿では、利府桜を慕い桜の情景を写した日本料理を献立に組み込んで楽しんでもらいます。





演歌「藤田夫婦桜」を添付します。
https://youtu.be/WJCuoavrpGg

地域を愛するシンガーソンガーライターの皆さん、アサノタケフミさん、伏見信壱さん、翼さん、将来、利府桜への想いを歌にのせて是非歌って欲しいなあと願ってます。

地域の各分野で利府桜を慕いながら地域振興産業の発展繁栄に繋がることを願ってます。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 00:48Comments(0)当主心得

2022年04月03日

庭「NIWA」に掲載!

【専門誌に掲載】
「庭」という造園界の全国専門誌に沢乙温泉うちみ旅館・沢乙の庭が掲載されました。テーマが「時代が求める多様な庭園 ホテル・旅館 7選」





庭「niwa」は、創刊45年の歴史ある日本を代表する庭専門誌です。

宮城利府町の小さな旅館の庭が金字館や明神館のような名旅館と共に全国のホテル・旅館7選に選ばれたことは大変に光栄です。

利府の千年物語「悪玉姫と千熊丸物語」を伝える志で挑んだ渾身の庭がクローズアップされたことは、感慨深く光栄です。ローカル魂の凄みを少しは証明出来ました。


私の想いを形にしてくれて御尽力してくれた庭師に感謝です。そしてほとんどの人が反対した多額のプロジェクトに賛同して背中を押し応援してくれた若女将が一番凄いなあと感じます。

沢乙の庭をこよなく愛してくれるファンの方にも「有り難うございます」の気持ちをお伝えしたいです!

九代目湯守  


2022年04月02日

バッケ味噌

【ばっけ味噌作り】



#バッケ味噌

作り方は、十人十色…基本は、洗ったら天日に干して水分を飛ばします。

先人の知恵、基礎・基本が美味しさへの近道!

水分を飛ばしてから刻み油で炒めます。

味付けは、お好みですね。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 14:20Comments(0)旬暦(春)

2022年04月01日

極上の安眠

【極上の安眠】

特別室沢乙と特別室山桜は、最上質シモンズベッドセミダブルワイド・エクストラハードをご用意しております。





「伝統建築特別室 沢乙」


#料理旅館
#デザイナー
#デザイナーズ客室




「伝統建築特別室 山桜」

自然素材が調湿する特別室で上質な睡眠。
最上質調湿作用の部屋なので布団も常にふかふか!

ハードスケジュールの旅や自分たちへのご褒美の特別日に深い安眠が身体を癒してくれます。

極上宿の定義とされる三本柱は、料理、もてなし、客室と云われています。客室の中でも上質な睡眠が旅を充実したものに導いてくれます。

沢のせせらぎが響く二つの特別室で極上の安眠を体感していただけます。

九代目湯守  


Posted by 九代目 at 12:18Comments(0)当主心得

2022年04月01日

お別れの季節

【お別れと誓い】



息子のけんけんが一年生から、五年間お世話になった利府小学校特別支援学級の先生方三人が退職や移動でお別れを迎えました。

けんけんが、お別れに先生にお手紙を書きたいと…
今まで小学校で先生方と勉強して特訓したスタンプで自分の想いを不自由な手で一生懸命にお手紙を綴りました。


(はりませんせい、かっこいいをおしえてくれてありがとう けんじょうより)

はりま先生は、一年生の時の担任で、息子やクラスのみんなに「人とくらべるのではなく、頑張ることが格好いいんだよ!」「人に優しく出来ることが格好いいんだよ!」と教えてくれた恩師の先生です。



(むらいせんせい、にねんせいとさんねんせいのとき  べんきょうおしえてくれてありがとう けんじょう)


(村井先生、けんちゃん、私、仲良し!)

村井先生は、子供たちの未来を願い九代目と共創して子供たちと市場に行ったり畑に摘み取り体験したり食育課外授業を行いました。かけがえのない同志です。



(かよせんせい ありがとう けんじょう)

ママ「ありがとうだけでいいの?」

けんけん「ありがとうを10個書きたいっ でもありがとうは一回でしょ!」


先生方は、子供たちだけではなく、親の悩み事にもいつも親身になってくれて励まし続けてくれた温かい先生方です。


五年間共に過ごした恩師の先生方とのお別れは、寂しいけれど、先生方は口を揃えて贈る言葉をお伝えしてくれました。

「これからもずっと、けんじょうくんを応援してますよ!」

先生方とお別れして、帰りの車で先生方への五年間の思い出と感謝の気持ちが溢れて涙がこぼれました。

けんけん「パパ、よかったね!うれしいね!」と言葉を掛けてくれました。

先生方の想いやりとけんけんの優しさに、これからも頑張る勇気と元気いただきました。やっぱり、パパよりもけんけんの方がずっと大人だなと感じます。

何故だか、けんけんは涙でなく、鼻血が出ていました?



興奮してたのかな?謎です…笑

けんけん「パパ、ろくねんせいも がんばるっ!」
と力強く誓ってくれました。

パパは、けんけんが頑張り過ぎるのがちょっと心配…
けんけんのペースで彼らしく、ゆっくり前に進んでほしいなあと願います。

お別れの季節、先生方との出逢いと絆に心から感謝いたします。

けんけんの頑張りは、向き合って見守ってくれる人たちの笑顔が見たいからなんだと察しています。「愛」なんだと想います。

4月からの新しい出逢いが、けんけんや子供たちの可能性をもっともっと広げてくれることでしょう!

けんじょうの父

  


Posted by 九代目 at 01:03Comments(0)当主心得