2020年03月22日
春の苦味を食らう!

旬菜「七ヶ浜白魚と新若芽」
うちみ旅館流は、ウズラ黄身ぽん酢で食べてもらいます
春の白魚のほろ苦さをウズラの黄身が引き立てくれます!

新酒の若々しさとほろ苦さが、白魚のほろ苦さと相まってバッチリっ
苦味と苦味のマリアージュは春の醍醐味です!
日本料理で春を食すということは
山菜など特有の春の苦味を楽しむこと
ふきのとう、山うど、たらの芽、つぼみ菜、わらび、竹の子…
春の美食は、食材の「苦味」を楽しむ季節です!!
冬眠する動物さえも眠っていた身体を目覚めさせるために春の野草などを食べます。
人間も本来、厳しい冬に休んでいた身体を春から活動的に呼び戻すためにも、苦味を食することは必然なことかもしれません。
きっと「春の苦味を食らう」動物の本能ですね!
ガストロミー「美食学」
ローカルガストロミー「地方の美食」
これから美食学という観点からも、より深く料理を探求してゆき、九代目料理哲学を次の当主、宿の後世に財産となるように遺してゆきたいです!
九代目
Posted by 九代目 at 18:52│Comments(0)
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