2022年12月23日

保育所等訪問支援

【保育所等訪問支援】
息子のけんじょうは、#保育所等訪問支援 制度を八年間、利府町で活用させていただきました。


#障がい児子育て
#共生

児童福祉法の定義にもあるように、両親や子供に関わる行政機関などが連携して、保育所や幼稚園、認定こども 園、学校、放課後児童クラブなど集団生活を営む施設を訪問し、障害のない子どもとの集団生活 への適応のために専門的な支援を行うものです。

保育所等訪問支援のメリット
保護者からの依頼に基づく事業であり、保護者の権利保障として提供されます。 保護者と訪問先の距離が縮まり、お子様の成長・発達を共に喜び合えるようになること。 そして、お子様が安心・安全に過ごせる環境になり、 保育や教育の効果を最大限に引き出すことです。

私達は、重度の子供の障がいを、乗り越えるのに地域の連携を一番大切に温めてきました。

その根底にあるものが、親の愛情だけでは、子供の真の笑顔にならないと想ったからです。何故なら、社会の中に自分も受け入れてもらい、地域の人たちの輪の中で生きているという心の豊かさを実感してもらいたかったから。

保育所等訪問会議では、一年に1~2回実施してもらい、けんけんを中心に、保育園、学校、全てのデイサービスの代表の先生方が、集結して、彼の為だけに、今後どのようにしてゆけば、話合ってきました。普通小学校に挑戦する時も、今回、船岡支援に挑戦する決断をする時も、不安で悩み苦しんだ時は、いつも親子に地域の先生方が、寄り添って心を砕いて励ましてくれました。

息子が、利府でなく、肢体不自由の特別支援船岡中等部に挑戦するために、利府で行われた保育園等訪問制度も、今年で一旦終了となります。

私達の息子けんじょうの笑顔は、八年間、地域で愛されているという彼の中での自信と誇り。ハンディがあっても、常に笑顔で元気に過ごせている源です。

今後、障がい児育児で、悩んでいる親御さんがいたら是非とも家族だけ自分たちだけを、追い詰めないで欲しいです。誰だって初めての障がい児育児なんです。人に支えてもらわずして上手く乗り越えれるわけがないのです。

そして、障がい児子育てしているご両親は、是非ともお父さんも保育所、学校との連携に関わって欲しいです。何も出来なくていいんです。私は、微力ですが、地域の先生方と子供のために信頼関係や絆を育む努力はしてきたつもりです。

やっぱりお母さんが一番大変です。お父さんも地域で連携して関わるだけで、自分の子供は、愛情を深く感じてくれるはずです。

社会福祉は、地域で励まし合い、支え合い、人と共に生きるべきものだと実感しています。

八年間、保育所等訪問支援制度で、地域の先生方に支えてもらった経験、愛と絆は、私達親子の宝です。心から感謝しております。

有り難うございました。




これからも温かく見守ってくだいさい。
宜しくお願いいたします。

堅靖の父 内海貴史



利府小学校で行われた保育所等訪問会議で、皆さんで決めた支援内容に、けんちゃん自らサインしてます。




けんちゃん、いつも笑顔をありがとう!
  


Posted by 九代目 at 16:39Comments(0)当主心得