2021年08月15日

郷土愛を繋ぐ紡ぐ

【郷土愛を繋ぐ】



写真は利府郷土史会・菅原伸一会長です。利府郷土史のレジェンドです!御歳84歳。永年宮城郡の歴史を勉強されて宮城郡の古代・中世の歴史に精通されております。著書「蝦夷・なこその関」は、古代研究の歴史学者も参考文献にするほどの見識者です。
#利府町
#歴史ある町
利府郷土史会の理念「郷土の歴史を探求することにより地域に愛着を抱き町の発展・繁栄に繋げる」私はこの理念に心を揺さぶられ利府郷土史会に入会しました。

利府文化交流センター・リフノスで行った菅原会長との対談で郷土史会の理念・原点に戻り、もう一度、利府の歴史を再構築して勉強させてもらうことになりました。郷土史を未来・後世に紡ぎ、利府らしさの保全・繁栄に繋げてゆきたいと志を誓いました。

菅原会長は、郷土のミドル層に同じ志を抱いている存在を知り、とても嬉しそうでした。私は人生の終活の一つとして利府郷土史を継承して紡いでゆきたいと思います。特に若者・子供たちに町の歴史・資源を知ってもらうことで郷土愛を醸成してゆき郷土に夢と希望を抱いてほしいです!

九代目湯守

※リフノスで毎月一回月曜13時半に利府郷土史会定例会が行われます。興味がある方はどうぞ見学にいらしてください。

追伸
郷土の歴史を地域の人たちにも知ってもらうために「菅原伸一歴史講座」をリフノスで開催してもらえるように交渉しています。  


Posted by 九代目 at 09:06Comments(0)当主心得

2021年08月14日

野の花

【生け花】
宿では、花は野にあるように…



本日は「秋明菊と田村草」
#生け花
#表具
#手揉み和紙
#越前和紙



シュウメイキク花言葉 薄れ行く愛・忍耐
「何だか永年連れ添った夫婦みたい…笑」




タムラソウ花言葉 あなただけが好き
「名を付けた先人の一途さを感じます」

自然の花は、伊吹を感じれて健気です。栽培ものには無い溢れるパワーで、とても元気をもらえます!

飾り棚の手揉み和紙(越前和紙)は、和紙のふんわりとした特性が生きるように下貼り・中貼り・仕上げ貼りと三工程の手間隙をかけ創作した日本伝統工芸です。手揉み和紙が優しい野花の持ち味を引き立てます。出入りの表具屋さんの伝統技術やセンスが問われます。




宿では都会の喧騒から離れ、料理も設えも日本伝統文化の奥ゆかしさ・癒しの空間を御用意しております。

九代目湯守

https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/  


2021年08月12日

故郷の情景を料理に写す

【地域の未来へ手を繋ぐ】
今日は東松島で観光クルーズ船や指し網漁をしている桜井晋さん「スッス」(ニックネーム)から東松島宮戸の恵み鮮魚を戴きました。昭和48年生まれの同い年です。








#日本三景松島
#地方の美食
#海と里山の宮城県
本来の日本三景松島は七ヶ浜から東松島までの島々・松島湾全域です。そんな想いで七ヶ浜・塩釜・利府・松島の魚介類+利府の里山+東松島鮮魚も探求したくなり、以前から「スッス」に情報を尋ねてました。


「白身魚昆布じめ胡麻茶漬け」





スッスの御好意に対して東松島鮮魚と地域の食材をコラボして料理をテスト創作。「イナダのカルパッチョ里山露地野菜」「石持昆布〆胡麻茶」。味わいから、東松島は、きっと海が綺麗だから雑魚もクセがなく高品質だと感じました。

これらの素晴らしい鮮魚を指し網で挙げたら活じめ・神経締めにする技術を共有すれば、1ランクも2ランクも高品質になり、納めた飲食店にも高値で使ってもらえ、飲食店を訪れたお客さんも美味しさ倍増で喜ばれると察します。

スッスとの語らいで共有したことは、各分野の枠を越えてお互いの見識や知恵を教え合い高め合うことが大切だと。地域資源の価値観を高めるために地域の人たちが地域未来の繁栄を見据えた志で手を繋いでゆくことが大事だね!と共有しました。



写真の料理は、里山の恵みオーガニック紫蘇と天然茗荷。
味の決めては手作り青実山椒オイルと冷暗所で3ヶ月以上寝かせた宿自慢の手作り熟成ポン酢です。素材の持ち味を生かすためにポン酢作りは、酒も味醂も一切入れないで一番出汁を核とします。

「無添加ポン酢」本物は違います!

九代目湯守  


2021年08月09日

スピッツライブ!

【音楽の力】
宿の前のグランディでスピッツライブが2daysで開催されました。

スピッツファンの方に昔からライブとうちみ旅館をセットに楽しんでくれる方が多くいます。

ライブと温泉、ライブとみやぎ和朝食膳、ライブとみやぎ懐石弁当などの組み合わせが人気です。








#スピッツライブ
#グランディ
#沢乙温泉うちみ旅館
ライブの時は、館内の音楽も全てスピッツメドレー。私と若女将もスピッツファンなのでお客様と気持ちと共感出来てお互いに楽しいです!

心の豊かさの醍醐味の一つに、音楽も料理も「共感」出来る喜びがあるような気がします。
業務であっても共感することで、お互いに楽しくなるものです。

今回は、思考を変えてお客様ごとに「どの曲が好きですか?」アンケートを取りました。

・さざなみ
・なぎさ
・ホタル
・運命の人
・スカーレット
・スピカ…等々
断然一番人気が4票獲得「魔法のことば」でした。

実は私もこの曲に元気をもらってる一人です。

言葉には言霊が宿っていると信じていますから。

お客様と共感できる語らいがお互いの気持ちを近づけてくれます。お客様と宿の絆を深めてくれるコツなのかもしれません?

お帰りのお客様の笑顔を見ると、好きなアーティストのライブ・料理・温泉、それぞれの力が人の心を温めてくれる大切なものだと感じます。

九代目湯守

ホームページ
https://www.sawaoto-onsen.com
口コミ
https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/  


2021年08月06日

客室改装リニューアル!

【うちみ旅館の新しい二つの客室】

沢乙温泉うちみ旅館では、今年の11月に二つの特別室が完成します。

【特別室 沢乙 sawaoto】








【特別室 山桜 yamasakura】




客室名は、宿の歴史である沢乙女と今年倒れた樹齢200年の御神木山桜様から。改装コンセプトは、宮城県の天然木材をふんだんに使い、伝統的な日本建築である土壁や漆喰に囲まれた身体に優しい「宮城の風土を感じる空間」です。ペアでもご家族でもバケーション・ワーケーションどちらにも対応出来るような贅沢な空間作りとしてあります。



デザイン設計は、宮城県鹿島台生まれ山形在住のトップデザイナー渡辺吉太(アトリエセツナ)をお迎えしております。彼は、うちみ旅館の大ファン。絶大な信頼と絆があります。お互いの熱情と熱情のぶつかり合いが心地よい!渡辺さんに魂込めてデザインしてもらっております。
#デザイナー渡辺吉太
#アトリエセツナ
#大東住宅株式会社
#木工房瑞

プロジェクトメンバーは、地元で天然素材を大切にしている大東住宅株式会社高橋社長。左官は雄勝出身の宮城の名工・今野等さん。表具は宮城の名工・坂井表具店坂井当主。県内木材選定・伝統工法アドバイザーとして杉原敬(マイケル)さんをお迎えして最強メンバーに多大なご協力を頂いております。


「県内産の土で作る土壁」


「客室沢乙の土壁のサンプル」


沢乙温泉うちみ旅館で、料理も空間も日本の伝統文化を継承・発展して東北・宮城の底力を見せたいです。(東日本大震災からの復興の意味でも)

歴史を振り帰れば、私達の地域は古に東北の都。古代平安と陸奥の都。京都や東京の都に負けないポテンシャルがあります。地方の特性(歴史文化風土)を生かした宮城県ならではの上質な空間を目指して完成させたいと思います。

コロナ禍で逆境だけど、私の目には不思議と明るい未来・希望しか見えないです。熱い想いは必ずや人の心を揺さぶると信じて前に進みたい。これからも応援のほど宜しくお願いいたします!

九代目湯守  


2021年08月05日

地域の愛と絆

【障がい児の子育て】
10歳の息子は、肢体不自由・言語障がい・知的障がい児です。





写真は、地域の学校や支援センターの先生と息子の愛と絆です。



「先生大好き~!」と伝えています。
#知的障害
#肢体不自由障害
#言語障害
#ASD
#自閉症
#アスペルガー症候群
宮城県利府町立利府小学校の特別支援学級や町の支援センターにお世話になっています。保育園から数えて息子のお友達や先生方・御父兄様と8年間コミュニケーションを重ねて地域の人と共に生きています。


「笑顔が金メダル級」


障がい児やASD(自閉症・アスペルガー症候群)の子供たちは、眩しい位に心が純粋で優しい子供たちが多いです。

ASDの子供たちは、とても繊細で相手の気持ちをすぐに見抜く力をもっていると察します。だから、こちらがいくら隠しても顔の表情や少しでも偏見を抱いていたら心を閉ざしてしまいます。お互いに相手の個性を認め合う気持ちが大切なことだと感じます。

繊細という意味合いからいうと芸術系の人にもあるのかもしれない?私も繊細さを必要とする料理人・宿の主人ですから、相手の気持ちを察する特化した一面があると同時に、その反面、思い込むと回りの空気が読めないで突き進む傾向にある。ある意味、自分もASDの一面も持っているのだと感じます。相手にとって理解しにくい部分・対人関係が上手くゆかない部分なんだと認識しています。時には繊細な心の持ち主と仲良くなれたり打ち解けたりしますね。

障がい児・ASDの子供を育てる親御さんにとっては確かに大変なことも沢山あります。子供の障がいを母親1人で抱えてしまってるケースは、正直しんどいと察します。親にとっても子供にとっても地域の中で相談し合える「人と共に生きる」「共生」することが肝心だと思います。

障がい児子育ては、大変なこと以上に地域の人たち・子供たちとの深い関わりで大人が心が洗われる別世界・別境地です。

その世界には、お互いがお互いを認め合う「人間の尊厳」の根源があるといつも障がい児の子育てを通して人生を深く学ばせてもらっています。それが料理人としても宿の主人としても生きていると感じています

けんじょうの父
九代目湯守  


2021年08月05日

ファンのお客様

【お客様の笑顔】
今回の主役は二歳の女の子
お誕生日にご両親と夏の思い出作り



お客様「いつもインスタ見ててうちみ旅館はずっと憧れの旅館でした」。何だか気恥ずかしいけど…嬉しいもんですね。

うちみ旅館は、例えお客様がお子さまでも、とことん寄り添います。

それもtraditional日本料理にて!

ご家族の素敵な思い出になあれ!

料理人 九代目湯守

※ファンのお客様から写真・動画を宿の宣伝に使って欲しいとお伝えしてもらってます。

https://www.jalan.net/yad392834/kuchikomi/